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No.389

コロナ禍を生きのびる

今、人々は生きる苦しさを強いられている。 解雇や派遣切りで“家”を失う人、休業手当のない非正規雇用者、パートの低賃金の仕事をも失う女性、仕事が激減したフリーランスや自営業者など、休業すれば生きていけず、休業しなければ感染と隣り合わせで働かざるを得ない人たち……。 コロナ感染の恐怖の下、4月からの緊急事態宣言以降「ステイ・ホーム」が叫ばれ、生活も経済活動も「自粛」を余儀なくされた。この「自粛」には、休業補償という生存保障も、素早くそれを支える社会的手当や制度もなかった。 この間、さまざまな人々の応援をしてきた、稲葉剛さん(つくろい東京ファンド)、藤田孝典さん(ほっとプラス)、竹信三恵子さん(ジャーナリスト)、中島真紀さんと浅葉めぐみさん(フードバンク関西)に、応援の現場で見えてきた“生きのびるのに必要な方途”について聞いた。 コロナ禍を生きのびる苦しさが社会を変える知恵と機会を生む。その道すじを探したい。

経済困窮は「災害」とみなすべき
稲葉 剛さん
底をつく預貯金、生活相談急増
藤田 孝典さん
“女性活躍小国”日本で起こっていること
竹信 三恵子さん
1214世帯へ、「コロナ禍・緊急食支援」
認定NPO法人 フードバンク関西

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー スペシャル企画:ありがとう、ボブ
ビッグイシュー英国版の元販売者ジェームズ・ボーエンが路上で出会い、ホームレス状態や薬物依存から抜け出すきっかけとなったストリート・キャット「ボブ」。今年6月に不慮の交通事故に遭い、天国へと旅立ちました。ボーエンが英国版に寄せたエッセイ、読者からの追悼メッセージをお届けします。
リレーインタビュー・私の分岐点玉川 奈々福さん
1995年、二代目玉川福太郎に入門。三味線修業の後、01 年から浪曲師として活動。自作の新作や長編浪曲も手掛けるなど、浪曲界をリードし続ける玉川奈々福さん。元々は書籍の編集者だったという奈々福さんが、なぜ浪曲の世界に? 意外な分岐点を語ります。

国際記事

米軍は、世界最大の温室効果ガス排出者
加速する気候危機に対し、世界で最も温室効果ガスを排出している組織「米軍」の存在はあまり知られていません。京都議定書の合意により、最も信頼される気候変動の報告書でも計算対象外とされ、米国も排出量を公開していません。米ルイス&クラーク大学のマーティン・ハートランズバーグ名誉教授(経済学)によるレポートをお届けします。
WORLD STREET NEWS 世界短信

国内記事

表現する人:人の心は虫に似ている、弱虫な心も臆病さも愛しい―川越ゆりえさん
人の感情や心の動きを、擬人化ならぬ“擬虫化”し、幻想的な「仮想の虫」からなる標本作品を創り出してきた、アーティストの川越ゆりえさん。代表作《弱虫標本》や《嫉妬》《それでも僕らは嘘をつく》など、一見ネガティブな感情から生まれた作品に川越さんが込めた“肩の力を抜いて生きられる世の中”への思いとは?

連載記事

浜矩子の新ストリート・エコノミクス
英国の階層社会化がもたらしたか、ブレグジット
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難病の友人にどう寄り添えば ☆ ゆで卵と枝豆ペーストの一口サンド ☆
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