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No.385

コロナ禍で、世界の路上は

新型コロナウイルスの感染拡大の中、世界各国で「#STAY HOME」「#私は家にいます」といったキャンペーンが広まった。しかし、この言葉が目を塞いでいるのは “家をもたない人”たちだ。いま、どの国でも、最も困難を抱えた人たちが耐え難い影響を受けている状況で世界のストリートペーパーの販売者はどのように過ごしているのだろうか?
雑誌の路上販売を中止した国、都市封鎖解除とともに再開した国、感染対策を取った上で継続している国など、全10ヵ国からレポートが届いた。

英国 今後、私たちはこれまで以上に必要とされる
イタリア ホームレス5万人、家の「外」で罰金も
ブラジル これから冬、路上販売再開は10 月以降
南アフリカ SNSで訴えた窮状。多くの人が寄付で支援
台湾 人に優しくすると、心は希望で満たされる
米国 販売者も“メディアの一員”、州法で販売継続許可
スウェーデン 非常時、街ゆく人が気にかけてくれた
ドイツ 「正規雇用」の仕組み機能。政府は保証金支給へ
韓国 販売者、雑誌とともに「一輪の花」を渡す
日本 緊急通販に約1 万人が参加。利益を販売者に還元

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー アダム・ランバート
アダム・ランバートという名を世界に知らしめたのは、故フレディ・マーキュリーに代わる「クイーン」のボーカリストとしての活動でしょう。しかし最新のソロアルバム『Velvet』は“アダム・ランバートそのもの”を体現した作品だといいます。同性愛者を公言し、音楽界のみならず社会に変化をもたらしてきたランバートの素顔に迫ります。
リレーインタビュー・私の分岐点津村記久子さん
2005年「マンイーター」(単行本は改題し『君は永遠にそいつらより若い』)で太宰治賞を受賞しデビュー。09年『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞するなど、作家として活躍を続ける津村記久子さん。津村さんの人生の分岐点は23歳の時、勤めていた会社を辞め、ボロボロになって出かけた若年層向けの職業カウンセリングで、カウンセラーさんから言われた一言がきっかけになったと語ります。「この瞬間から人生がだいぶマシになりました」とまで津村さんを勇気づけた、その一言とは?

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連載記事

浜矩子の新ストリート・エコノミクス
何のための念のため?
コミック マムアンちゃん
ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
☆ スペアリブと豆の煮込み ☆
今回のお悩み相談は、40代の女性(会社員)の方から。「ご近所にブラジル人のご一家が引っ越してきました。ご近所で国際交流ができると思うと楽しみなのですが、なかなか共通点がないので話しかけづらいのです。どのように話しかけたらいいでしょうか」。これに販売者さんは「もしご近所に気軽に話せる人がいたら、毎日がちょっと楽しくなりそう。まずは挨拶から始めてみてはどうですか?」と、具体例を織り交ぜてきっかけづくりを一緒に考案。枝元なほみさんからも「食べ物の話はいいですよ!」とブラジル料理によく使われる豆のレシピをご紹介。
ビッグイシューアイ 新型コロナ、やがて季節かぜのようになって定着か 髙田礼人さん
ヒトの遺伝情報の8%はウイルスに由来するといいます。私たちにとって身近な存在のウイルスとは何者なのでしょうか? 中でも新型コロナウイルスはどんな存在で、この先どうなるのでしょうか? 人獣共通感染症のウイルスと20年以上向き合ってきた髙田礼人さん(北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター教授)に聞きました。
宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
アリの体内歩数計

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