最新号・
バックナンバー

No.403

思い込みと偏りー認知バイアス

あなたは“思い込み”で失敗した経験がないだろうか。
実は、脳が無意識に働くことによって起こる「認知バイアス(心の働きにある偏り)」が、私たちの日常や社会に大きな影響を与えていることがわかってきた。見落とし・記憶違い・決めつけの原因だからでもある。
たとえば「次に出現する感染症のパンデミックは新型のインフルエンザだろう」という各国政府や専門家の思い込みのせいで、当初、新型コロナウイルスへの対応が遅れたことも指摘されている。この背景にあるのは「集団浅慮(グループシンク ※)」と呼ばれる認知バイアスだ。
こうした人の心の特性が明らかになるなかで、逆に人間が発揮する“創造性の秘密”も解明されつつある。そんな不可思議な認知バイアスについて、認知科学者の鈴木宏昭さん、社会心理学者の北村英哉さんに話を聞いた。
無意識の思い込みと偏りを知ることは、よりよい人生と社会を生きることにつながる。

※ 同調圧力などが原因となって、集団の議論や決定が多数派の誤った意見に従ってしまうこと。集団思考ともいう。
(参照:リチャード・ホートン『なぜ新型コロナを止められなかったのか』青土社)

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)
1990年代初頭、「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」などの代表曲で若者の心をつかんだ伝説的ロックバンド「ニルヴァーナ」。当時ドラマーとして存在感をみせたデイヴ・グロールは、解散後に結成した「フー・ファイターズ」で11回のグラミー賞を受賞、ロック界で不動の地位を築いています。少年時代は枕を使ってドラムの練習をしていたというデイヴ・グロール(52歳)が、若き日の自分を語ります。
リレーインタビュー・私の分岐点松田青子さん
2013年『スタッキング可能』でデビューし、19年には短編「女が死ぬ」が米国のシャーリィ・ジャクスン賞短編部門の候補となるなど、話題作を精力的に発表し続ける作家の松田青子さん。そんな松田さんが語る「小学校の給食」で起きた、人生の分岐点とは?

国際記事

予見できた「軍のクーデター」。ミャンマーの活動家ウェイウェイヌー
2月1日、ミャンマーが歩んでいた民主主義国家への道のりは突如途絶えました。軍は野党議員や市民活動家、デモ参加者たちを拘束・逮捕し、ネットを遮断、SNS上の言論の自由なども奪おうとしています。ミャンマーの民主化を希求してきた政治活動家ウェイウェイヌーは、今回の悪夢を予見していたと語ります。
ドイツ・ベルリン、3ヵ月以上のロックダウン
ビアホールと難民レストラン、路上生活者を支援
監督インタビュー
『旅立つ息子へ』ニル・ベルグマン監督
WORLD STREET NEWS 世界短信

国内記事

追跡!コロナ禍の貧困
失業が理由。女性のホームレス化すすむ
表現する人
ダンボールと対話して“捏ねる” オダカマサキさん

連載記事

浜矩子の新ストリート・エコノミクス
ディンフレーション再び
コミック マムアンちゃん
ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
家に一人でいると気持ちがふさぎます ☆ ピーマンつくね ☆
池内了の市民科学メガネ
モルフォチョウの輝き

バックナンバー

バックナンバーも購入できます。販売者におたずねください

『コロナ禍 』に関連したバックナンバー

『雨宮処凛 』に関連したバックナンバー

『女性 』に関連したバックナンバー

『難民 』に関連したバックナンバー

『ミャンマー 』に関連したバックナンバー

バックナンバーへ

メールで更新通知を受け取る