販売者に会いにゆく (旧・今月の人)

『ビッグイシュー英国版』販売者 イーストン・クリスチャン

今までで一番のほめ言葉 「あなたが持っていると、ビッグイシューがかっこよく見える」

『ビッグイシュー英国版』販売者 イーストン・クリスチャン

私は2008年からこの雑誌を販売していますが、コロナの都市封鎖が解除されて販売を再開したら、まるで振り出しに戻ったような気持ちになりました。
お客さんの大半はいまだに家で仕事をしているので、ロンドンへの通勤を再開していません。ですから、ぽつぽつとお客さんが来てくださるのは本当にありがたいですが、販売者になりたての頃よりも売り上げは落ち込んでいるんです。だから今では、新規開拓を志し、新しい売り場にも意欲的に出かけています。
このコロナ禍の期間、私は多くの人と同じように日夜ニュースに目を通し、事態の進展を見守ってきました。感じるのは、今も人々は政府を信じておらず、事態がコントロールされているようには到底見えないということです。だからみんな、家に閉じこもる生活を続けざるをえません。それが私の売り上げに影響しているのですが、私はみなさんを非難しているわけではないのです。政府が守ってくれないなら、自...

続きは、本誌をご覧ください

Text:Liam Geraghty, The Big Issue UK
* この記事は8月上旬に取材されたものです
(写真キャプション&クレジット) フェイスシールドを着けて販売するイーストン・クリスチャン(66歳)
Photo: Louise Haywood-Schiefer
『ビッグイシュー英国版』
1冊の値段/3ポンド(そのうち1.75ポンドが販売者の収入に)
発行頻度/週刊
販売場所/北アイルランドを除く英国各都市

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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