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No.353

大丈夫、認知症。

長寿化によって今、日本に認知症の人が500万人超。まだ人類はこんな社会を経験したことはない。認知症を考えることは、世界も未体験の社会とあなたの将来を想像すること。
そんな中、「認知症になると何もわからなくなる」というイメージを一新する、当事者や市民の取り組みが始まっている。
39歳で若年性認知症となった丹野智文さんは、当初うつを経験。しかし、当事者の会に参加し、希望をもち、現在は当事者の相談窓口「おれんじドア」の活動に忙しい。
NPO「町田市つながりの開」理事長の前田隆行さんは、認知症の人に働く機会を提供するデイサービス「DAYS BLG!」を運営。「社会に貢献したい」という思いを叶える。
NPO「認知症フレンドシップクラブ」理事の徳田雄人さんは、英国の取り組みも参考に、認知症の人の社会生活を保障する「認知症フレンドリー社会」への転換を訴える。
動き出した当事者、市民とともに「大丈夫、認知症」と言える社会をつくりたい。

他の当事者に希望を与える存在になりたい。
「自分だってできる」成功体験が元気にする
丹野 智文さん

「働きたい!」に応える場所。
次世代型デイサービス「DAYS BLG!」
前田 隆行さん

社会を認知症対応につくり変える。
認知症フレンドリー社会とは?
徳田 雄人さん

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー スペシャル企画:ホイットニー・ヒューストン
1991年に披露した米国国歌「星条旗」で国民的スターとなり、アパルトヘイト廃止後の南アフリカのステージで世界中を虜にしたホイットニー・ヒューストン。しかし、栄光の影で薬物依存に苦しみ、12年には早すぎる死を迎えました。公開中の映画『ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』は、そんな彼女の素顔に迫っています。
リレーインタビュー・私の分岐点竹中 直人さん
大学時代からブルース・リー、松田優作などのモノマネ芸を披露し注目され、その後、俳優としてドラマ、映画など数々の作品に出演してきた俳優の竹中直人さん。人生の分岐点は苦しい浪人時代を経て、多摩美術大学に入学したことで訪れます。「映像演出研究会」というサークルに入り、無我夢中で走り回った経験が「またあの夢の世界にいきたいという思い」を募らせたと語ります。

国際記事

住民が“コモナー”として参加する新しい農業モデル 「ニュー・コモンズ・ファーミング」
手頃な価格で有機栽培の野菜を買えるようになり、地域でお金が回る。そんな一石二鳥のビジネスモデルを実践する農場がオランダにあります。地域住民が“コモナー”として農場運営に参加し、グリーンツーリズムで4万人が訪れるという農場を訪ねました。
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宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
―― 感情を表す表情は遺伝する?

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