最新号・
バックナンバー

¥ 350
食SOS!フードバンクのいま
「貧困はまず食事に現れる」という。一方で、手つかずで捨てられる食品(食品ロス)が年間600万トンを超える日本。米国発の「フードバンク」は、賞味期限の迫る食品を企業から引き取り、福祉施設や生活困窮者支援の団体などに提供する市民活動だ。
2002年、日本初の「フードバンク」が東京で誕生、今、全国で80ヵ所以上に広がる。
03年発足の「フードバンク関西」はホームレス支援団体を手始めに、年間約200トンの食品をさまざまな団体に提供。「フードバンクかわさき」は、生活に困窮する個別世帯にも食料や日用品を配送。「フードバンク多摩」は、活動PRのため9月に1日「無料スーパー」を開いた。さらに、廃棄食材を使う英国の「リアル・ジャンクフード・カフェ」は、都市リーズだけで1週間に3万5千食を提供。
フードバンクの挑戦を通して、広がり深まる〝食の貧困の現場〟を知り、市民がどのようにかかわればよいのか、その解決への糸口を探りたい。
フードバンク関西
「3分の1」廃棄される食資源
「食品ロス」は年間600万トン
フードバンク全体で6万トンは救済したい
フードバンクかわさき
餓死や自殺をワンストップで止めたい。
入りやすく出やすいセーフティネットにも
フードバンク多摩
日本初の「無料スーパー」の開催
目指すは週に1度の常設店
英国初「リアル・ジャンクフード・カフェ」
廃棄食材を使い「気持ちに応じて支払う」
活動する全国のフードバンク
[ビッグイシュー・オンライン記事]
「もったいない」を「ありがとう」に。全国の「フードバンク」一覧
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー アン・ハサウェイ
- 挑戦的な作品を探し求めていた。自分のユーモアのセンスにぴったり 悲しい気持ちにならずに何かを考えさせてくれるものが好き
- リレーインタビュー・私の分岐点山中 哲男さん
- 人や社会の課題解決を目指すことに喜び 心からつながりたい人と活動したい
国際記事
- ロンドン、グレンフェル・タワー大火災 進まない被災者たちへの住宅供給
- 6月14日に発生し、約80人の死者・行方不明者を出した、ロンドンの公営住宅グレンフェル・タワーの大火災。同じ地区に数多くの空き物件があるにもかかわらず、生き残った被災者たちの移転先が見つからない状況について、英ビッグイシューが考察します。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
国内記事
- ワンダフルライフ:馬の生きる道を守る「馬森牧場」 ―― 菅野 奈保美さん
- 知識も経験もゼロから山林を切り拓き、3度の骨折にもめげず馬をトレーニングし、一人で牧場をつくり上げた菅野さん。山と海に囲まれた、房総半島南端の牧場を訪ねました。
- 緊急レポート 新宿でデモ、市民1500人参加
- 監督インタビュー『夜間もやってる保育園』
連載記事
- 被災地から
- ―― ドキュメンタリー映画『被ばく牛と生きる』
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- ―― パンドラの箱、最後に残るものは何?
- コミック マムアンちゃん
- ―― ウィスット・ポンニミット
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 自分から謝ることが苦手です ☆五麺のエビあんかけ☆
- 「仮想通貨」、「国」から「個人」へパワーシフト ―イケダハヤト NPOがVALUで資金調達するのは可能か? 「D×P」と「育て上げネット」の場合
- 最近、何かと話題になる「仮想通貨」や、ビットコインを使った新しいウェブサービス「VALU」。こうした新しい動きの本質は「金融の民主化にある」と語る、プロブロガーでビッグイシュー・オンライン編集長のイケダハヤトさんからエッセイが届きました。今井紀明さん(認定NPO法人D×P理事長)、工藤啓さん(認定NPO法人育て上げネット理事長)にも、これまでにない資金調達の手段について、それぞれの模索について聞きました。
- 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
- ―― パズル:月から地球を見てみたら?
- 読者のページ My Opinion
今月の人 セルビア『LiceUlice』販売者 ミルコ・オンドリック
FROM EDITORIAL 編集後記
バックナンバー
バックナンバーも購入できます。販売者におたずねください
『食 』に関連したバックナンバー

397 号(12/15 発売)
こんにちは!絶不調
静かに、けれども激しく動いた2020年も終わりに近づきました。
年に1回、いや数回、つらいことがあって落ち込むことや、理由ははっきりしないのにどうにもならない“絶不調”の時があったりしませんか? コロ...

386 号(7/1 発売)
タネ、食の安全保障
「もしこの世からタネがなくなったら、食べ物が消える。そして君もね」(※1)。すでに過去100年で世界の「在来種」の種苗は75%消滅。その危機感から、米国、EU、南米、アジアなどでは在来種を守る法律を導...

370 号(11/1 発売)
高校生、“食”に挑戦する
日本にある、ただ一つの私立の全寮制農業高校――それが愛農学園農業高等学校(三重県伊賀市)だ。1964年4月に開校し、生徒数も1学年約20人と日本で一番少ない。約10 haのフィールドに、有機農業による...
『貧困 』に関連したバックナンバー

389 号(8/15 発売)
コロナ禍を生きのびる
今、人々は生きる苦しさを強いられている。 解雇や派遣切りで“家”を失う人、休業手当のない非正規雇用者、パートの低賃金の仕事をも失う女性、仕事が激減したフリーランスや自営業者など、休業すれば生きていけず...

382 号(5/1 発売)
虐待サバイバーたち
〝虐待〟は今、子どもと保護者を巡る問題ばかりが注目されている。 その陰で、虐待を受けて大人になった〝虐待サバイバーたち〟のことはほとんど知られていない。彼・彼女らは現行の児童虐待防止法ができる2000...

364 号(8/1 発売)
ホームレス支援をアップデートする――稲葉剛ゲスト編集長
2万5296人(2003年)から4555人(2019年)へ。厚生労働省の概数調査では「ホームレス」数が減り続けている。この十数年間、官民による支援が広がった結果、路上や公園、河川敷など屋外で暮らす人が...
『フードバンク 』に関連したバックナンバー
『アン・ハサウェイ 』に関連したバックナンバー
『ブロックチェーン 』に関連したバックナンバー
バックナンバーへWebマガジン
バックナンバー記事が読める!
イベントレポートも充実!
