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No.126

爆めし礼賛、ごはんを復権する

2007年、日本人は主食のお米を1日に約168グラム(1・1合)しか食べなくなった。これは1960(昭和35)年の米消費量の約半分にすぎず、短期間にこれほど食生活が変化した国はないといわれる。 今、世界的な人口増加と食料不足が予測される中、日本では1955年を境に、食卓から伝統的な食事が姿を消し、生活習慣病が増え、さらに食料自給率も4割と低下した。 そこで、食欲の秋を前に、ごはんを楽しみながら、お米の復権について考えたい。 まずは、料理研究家の枝元なほみさんに、ご飯が主役の簡単レシピ「爆めし」をつくってもらった。また、伝統的な穀類中心の「素食」を提唱する幕内秀夫さんからエッセイ「きれいと元気をつくるごはん」が届いた。 さらに、米作りの現場を取材。九州・南阿蘇の大津耕太・愛梨さん、栃木県の粂川米子さん、「ぶった農産」の佛田利弘さんに、お米と農業の話を聞いた。ビッグイシュー「食」の第3弾!

野蛮な力強さも、ときには必要なんじゃないかしら
― 枝元なほみさんの"爆めし"

(エッセイ)きれいと元気をつくるごはん
― 幕内秀夫さん

メシ食べ放題!"お米つき住宅"ができたらいいね
― 大津耕太・愛梨さん

稲の花が咲くとき、「日がよく照って、風よ、吹かないで」と祈る
― 粂川米子さん

米作りを支え、新規就農を可能にする、新しい資金調達のしくみ
― 「ぶった農産」佛田利弘さん

TOP INTERVIEW

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リレーインタビュー・私の分岐点歌人 穂村 弘さん
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BACKBEAT(映画・音楽)

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■ホームレス人生相談 しつけと虐待の差って何ですか?
スーパーで買い物途中、3歳になる子どもがお菓子を買ってくれと駄々をこね始め、しまいには大声で泣き出してしまい、思わずその場で手をあげてしまいました。その後、こんなご時世ですから、周囲から虐待ではないかと誤解を受けたらどうしようと、気をもんでいます。しつけと虐待の差って、何だろうと思いますか?(主婦/30歳)
ビッグイシュー・アイ(1)
美術作家 やなぎみわさん

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