今月の人

『ビッグイシュー台湾版』 販売者 張月美さん

これまでの人生で受け取った愛情と優しさ 今度は私がお返しする番。 自分と同じ境遇の障害者を支援したい

『ビッグイシュー台湾版』 販売者 張月美さん

台湾北西部に位置する桃園市、国立中央大学前で車椅子に座りながらビッグイシューを販売する女性がいる。昼休みとなった大学の裏門からは、傘をさした学生や講師が次々と現れた。毎週木曜日の正午は、張月美さんがこの場所にストリート誌『ビッグイシュー台湾版』を売りに来ることができる唯一の時間だ。
「それ以外の日は宝くじを売ったり、ボランティアをしたりしています」。張さんは子どもの頃から歩行障害があるため車椅子生活が基本で、街へ出るにはバイクを使う。この日は小雨が降る中、雑誌が濡れないように大きなパラソルを立てていた。
2年ほど前、張さんは台北の地下鉄の駅で『ビッグイシュー』を購入した。その後事務局に自ら連絡し、間もなく販売者としての生活をスタートさせた。「毎月末にバイクで台北まで仕入れに行きます。行き来する時間を節約するため、いつも一度にどっさり仕入れるんです」
幼少時代から大人になるまで、張さん...

続きは、本誌をご覧ください

(Ru Yu-Rui, The Big Issue Taiwan, 写真も / INSP)

※『ビッグイシュー台湾版』では、ホームレス当事者のほか、社会的弱者の方も販売者として登録しています。

(写真キャプション)
車椅子に座ってビッグイシューを販売する張さん

『ビッグイシュー台湾版』
●1冊の値段/100台湾元、そのうち50台湾元が販売者の収入に  
●販売回数/月刊 
●販売場所/台北市、桃園市など

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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