今月の人

オーストリア・ザルツブルク、『アプロポ』 販売者 ゲオルグ・アイグナー

自分の話を聞いてくれる人はみんなセラピスト 講演と街歩きツアーで、貧困の現実を伝える

オーストリア・ザルツブルク、『アプロポ』 販売者 ゲオルグ・アイグナー

『アプロポ』で雑誌販売11年以上のキャリアを持つゲオルグは、販売者のほかにいくつもの顔をもち、ザルツブルクの社会教育にも貢献している。特に、学校や大学、企業などで貧困とホームレス問題について講演を行う「アンバサダー(大使)」の役割では、この6年で3千人ほどの若者に自身の体験を話してきた。
「自分の人生について話すのは、自分にとっていいことなんだと長年やってきて気づいたんです。たとえば、アルコール依存症の人が『私はアルコール依存症です』と言えれば、それは問題を半分克服したようなもの。そういう意味で、自分の話を聞いてくれる人はみんなセラピストです。より多くの質問を受けるほど、自分のためになるし、今でも私は答えを探しているから。お酒と攻撃的な行為がなぜ自分の人生の中で大きな部分を占めていたのか、それを知る鍵がどこに埋められているのかを見つけ出したい」
 アルコールに溺れ長年ホームレス状態にあった...

続きは、本誌をご覧ください

(Michaela Gründler, Apropos / www.INSP.ngo / 編集部)

Photo:Bernhard Müller

『アプロポ(Apropos)』
●1冊の値段/2.5ユーロ(そのうち1.25ユーロが販売者の収入に)
●販売回数/月1回刊
●販売場所/オーストリア・ザルツブルク

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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