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“貝”海辺のタイムトラベラー
あなたは海辺を歩くチャンスがあれば、形や色に心ひかれて貝殻を拾ってしまいませんか?
貝は5億年前に誕生。深海からアルプスの高山まで、世界でおよそ11万種以上、日本でも約1万種の貝が生息する。そして、丈夫な貝殻は何千年もの時を超え、いま海辺でその物語を伝えてくれる。
黒住耐二さん(千葉県立中央博物館)は海水、淡水、陸のどこに棲む貝にも興味を持つ。中国の殷の時代のタカラガイやナスカ地上絵に撒かれた貝を見るために遠征もした。〝貝の化石ー貝塚ー現生の貝〟を見ることで、日本の貝類の原風景を探りたいとも言う。
盛口満さん(沖縄大学教授)は、海面が今より高かった縄文海進期に生息していた貝を、子どもの頃に実家近くの浜辺で拾っていたことに気づき、40年ぶりに〝貝殻拾い〟を再開。各地でタイムトラベラーである貝殻の声を聞く。
夏、あなたも海辺へ。未知の時間を閉じ込め、不思議な魅力を秘める貝殻を探しに出かけませんか?
多様な生き方、美しく不思議な貝たち
世界で11万種、日本で1万種
黒住 耐二さん
海辺で拾った6千年前の“縄文時代のハイガイ”
貝は数千年もの時を超える
盛口 満さん
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