今月の人

メキシコシティ『ミ・バレドール』の販売者 ハダサー・フラゴソ

うつ状態に陥らないことに何よりも力を注ぐ 私の話に耳を傾けてくれることに心から感謝している

メキシコシティ『ミ・バレドール』の販売者 ハダサー・フラゴソ

「お金を稼ぐために初めて働いたのは5歳の時です。小柄な祖母と二人で暮らしていました。父は生まれた時からおらず、母はよそから来た人と結婚し二人で旅立ってしまいました。祖母の息子である叔父はアーティストでした。ある日、祖母が街で人に突き飛ばされて歩けなくなってしまったので、私が働かなければならなくなりました」とハダサー・フラゴソは話す。
遠くに住む叔父からの送金がたまにあったものの、それだけでは生活ができず、幼いハダサーは近所の家やメキシコシティでも危険だと言われるテピート地域(世界遺産となっている中央広場のすぐ横の地区)にあるパン屋で皿洗いをさせてもらって日銭を稼いだ。
「私にとって一番大変な問題はホームレスであることではなく、自殺願望なんです」。ハダサーは、小さい時から、生きる苦しさを最も簡単に止められる方法を見つけたいと願っていた。「母は私を嫌っていて、公式な身分証明書を得るのにもとても...

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(Hadassha Fragoso/ Mi Valedor,INSP.ngo)

『ミ・バレドール』
●2015年創刊。20代の女性6人がスタートした。
●一冊の値段:20ペソ(約120円)。そのうち15ペソが販売者の収入に

(写真クレジット)
Photo: Mi Valedor

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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