今月の人

吉富卓爾さん

この雑誌を売っていると、自分は生きているぞ!という証明になるような気がしている

吉富卓爾さん

「夏の日差しはね、慣れればそれほどでもない。むしろキツイのはアスファルトの照り返しで、気づいたらいつも下半身が汗でビショ濡れ。フライパンの上で雑誌を売っているようなもんだね」
気温35度を超える炎天下、真っ黒に日焼けした顔でそう語るのは吉富卓爾さん(47歳)。東京や大阪でいくつもの売り場経験があるベテランで、6月からは大阪・淀屋橋の大阪市役所付近で新たに販売を始めた。売り場には朝7時に出勤。休憩をはさんで夜まで立ち続け、客層の分析や雑誌の内容を伝えるお手製のポップを作るなど売り方の工夫にも余念がない。明るく話好きの性格も手伝って、販売者を代表してメディア取材やイベント対応を任されることも多く、今やビッグイシューの広告塔的存在だ。
「顔出しと名前出しをOKにしたこともあって、この1、2ヵ月はテレビや雑誌の取材が5本も集中して参っちゃったけど、もう僕にはビッグイシューしか残されていないから。自...

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(写真キャプション)
淀屋橋北詰にて

(写真クレジット)
Photos: 木下良洋

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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