今月の人

『ビッグイシュー・ノース』元販売者、ゲイリー・ウィリアムズ

販売場所のそばのレストランに就職。 「常に最善を尽くすこと。どんなことが待ち受けているかわからないから」

『ビッグイシュー・ノース』元販売者、ゲイリー・ウィリアムズ

 イングランド中部・シェフィールドにあるレストラン「ナリシュ」の常連客たちは、ゲイリー・ウィリアムズが料理を給仕する姿を見て、思わず二度見してしまうかもしれない。なぜならほんの1ヵ月前まで、彼はこの「ヘルシーなファストフードレストラン」の外でずっと『ビッグイシュー・ノース』の販売を行っていたからだ。
「以前はバーンズリーでフォークリフトの作業をしていたんだ」と45歳のウィリアムズは語る。「でも財政危機の影響で失業してしまった。当時は賃貸のアパートに住んでいたけど、家主が家賃補助を使って住み続けることを受け入れてくれなかったから、路上で暮らすようになったんだ」
 そうしてホームレスになった彼は、食べていくために『ビッグイシュー・ノース』の販売を始める。当初はリード市街で働いていたが、その後シェフィールドの「ナリシュ」の外に場所を移すと、店のオーナーたちにたちまち好印象を持たれる。
「20...

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『ビッグイシュー・ノース』
●1冊の値段/2ポンド(約352円)で、そのうち1ポンド(約176円)が販売者の収入に。
●販売回数/週刊
●販売場所/リバプール、マンチェスター、シェフィールドなどイングランド北部

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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