今月の人

米国『ストリート・ルーツ』元販売者 ウィリアム・ハワード

ストリート・ルーツの販売は楽しかった。僕は今、前に進んでいます

米国『ストリート・ルーツ』元販売者 ウィリアム・ハワード

「新聞を売って路上生活から抜け出し、生産的な市民になる」。オレゴン州ポートランドの『ストリート・ルーツ』の販売を始めた時、ウィリアム・ハワードはそう誓った。そして、まさしく彼が言った通りになった。
 金曜日、新号が出る日だ。ストリート・ルーツのオフィスでは、販売者たちが刷り上がったばかりの新聞の束を持って行き来している。みなが早く出発しようと急ぐ中で、ハワードだけは静かに座ってくつろいでいた。
 元販売者のハワードにとって、今日は週に2日の休日だ。NPO「セントラル・シティ事業」と、ポートランド・モールの管理会社と契約を結び、週に40時間、フルタイムで働いている。歩道清掃チームの一員として、ポートランド州立大学からグレイハウンドの駅までの五番街と六番街を受け持っている。
 ハワードにとって、ここまでの道のりは「たやすくはなかった」と言う。彼が今までこつこつとやってきたのは、有給の職...

続きは、本誌をご覧ください

『ストリート・ルーツ』
1冊の値段/1ドル(約120円)で、そのうち75セント(約90円)が販売者の収入に。
販売回数/月2回刊
販売場所/オレゴン州ポートランド

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

『今月の人』が掲載されている BIG ISSUE

BIGISSUE 273号

273 号(2015/10/15発売)

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