今月の人

米国『ストリート・ルーツ』販売者、チャールズ・ヨスト

今、自分にあるのは今日だけ 1日1日真っ当に生き、前進していきたい

米国『ストリート・ルーツ』販売者、チャールズ・ヨスト

 チャールズは大体いつも高速道路でヒッチハイクをし、旅をしていた。彼は当時の自分のことを「放浪者」と呼んでいる。「大都市の路上は危険だから、たいていは避けるようにしていました。本当は安全な場所なんてどこにもないのかもしれませんが、私は小さい町のほうが居心地よかった。州間高速道路は私にとって駆け込み寺のような存在でした。旅がしたくなったらグレイハウンドの長距離バスに乗る感覚で、私は親指を立て、乗せてくれる車を探せばよかったのです」
 2000年の春にポートランドに着いた彼は、ストリート・ペーパー『ストリート・ルーツ』を販売し、十分なお金が貯まるとすぐに都市を出て、美しいオレゴン沿岸部で夏を過ごした。そして、それがしだいに彼の年間の儀式になっていった。毎春ポートランドに戻ってきてストリート・ペーパーを売り、夏はオレゴン沿岸部に滞在、冬は南へ移動、そうやって国内を旅する生活を続けた。
「いつも...

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『ストリート・ルーツ』
1冊の値段/1ドル(約115円)で、そのうち75セント(約86円)が販売者の収入に。
販売回数/月2回刊
販売場所/オレゴン州ポートランド

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

『今月の人』が掲載されている BIG ISSUE

BIGISSUE 251号

251 号(2014/11/15発売)

特集古本パワーと遊ぶ

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