今月の人

入島輝夫さん

好きな言葉は、一期一会 とにかく今を精いっぱい生きていく

入島輝夫さん

「好きな言葉は、一期一会。すべての出会いに感謝する毎日です」。大阪のJR高槻駅エレベーター下で販売をしている入島輝夫さん(52歳)は、少し照れくさそうにそう話す。
「お客さん全員と話をするのは難しいけど、急いでなさそうな場合はなるべく一声かけたり、世間話をしたりするようにしてますね。暑いですねとか、お子さんはいくつですかとか。この路上で会ったのも何かの縁だし、本を手わたす時間も大切にしたい」
 奈良県で生まれた入島さんは、幼い頃に両親が離婚。姉と妹と3人で、大阪で暮らす祖父母のもとに引き取られた。「子ども時代はわがままで、やんちゃし放題。いたずらっ子だったから、おじいちゃんやおばあちゃんに随分と迷惑をかけたなあ」と振り返る。
 中学卒業後に職業訓練校で電子回路について学ぶが、途中で辞めてしまう。「それからはしばらくプータロー。20歳を過ぎた頃、親父のところで修業してこいって祖父に言われて...

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