今月の人

後東修三さん

放浪の末にたどり着いた場所。 出会いと亡き両親への想いが、自分を支えている

後東修三さん

地下鉄日比谷駅のA2出口から出るとすぐ目の前にJALプラザの入っている有楽町電気ビル南館がある。その付近で、朝の10時から午後3時までビッグイシューを販売しているのが、後東修三さん(65歳)だ。
その日、取材のために後東さんがいる販売場所へ行くと、背の高い外国人の男性が傍らに立ち、二人で親しそうに話している。その間にも、何組かのお客さんが雑誌を買っていく。
実はその外国人のデイモン・ファリーさんは、後東さんの友人なのだという。二人が出会ったのは、今から1年半前。よく行く麻布十番のスーパーマーケットの前に座っていた後東さんに、ファリーさんの方から話しかけたのだそうだ。最初の何回かは、挨拶だけ。
そのうちに、二人はスーパーの前で話をするようになる。後東さんお気に入りの野球チームの話、橋の下にある住居の話。そのようにして、二人は友達になった。今では、週に2、3回の頻度で会うほどの仲だ。
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※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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