今月の人

井上圭一さん

『ビッグイシュー』に興味をもってもらうために 独自の販売方法を生み出す

井上圭一さん

「簡単に言っちゃえばさ。28歳までフリーターしてから会社勤めしたけど、リーマンショックの影響で今ここにいるって感じになるかな」
やや自嘲的に、半生をそう要約してみせた井上圭一さん(50歳)。小学生でビートルズにハマった早熟なロック少年が大学進学を機に九州から上京を果たし、友人宅を転々とした20代を経て正社員や契約社員として働きながらもホームレスへの道をたどることになった半世紀あまりを、およそ2時間半にわたって話してくれた後のことだった。
JR山手線の高田馬場駅前に立つ井上さん。梅雨入りごろに販売場所を今の売り場へと移す以前は、表参道の売り場で記録的な販売数をあげた販売者だ。
「表参道には20代の頃から出入りしていたし、好きな街だから。最初に浜松町とかいくつか場所を言われたんだけど、表参道って聞いたとたんに『はい! そこにします!』って」
昨年11月に事務所を初めて訪れたとき、井上さんの所持...

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