今月の人

合原知幸さん

バックナンバーの在庫を充実させ 固定客をつかむ工夫が成功。 去年の不運は忘れて、アパート入居を目標にしたい

合原知幸さん

「住み慣れた故郷を後にして、福岡の地にやって来たのはホームレスになるためだった」と、合原知幸さん(41歳)はこれまでの人生を振り返る。
北九州市の工業高校を卒業し、正社員として東京の会社に就職したものの、人づき合いが苦手だったことから人間関係につまずき、21歳のときに帰郷した。時はちょうどバブル経済が崩壊した91年のこと。就職氷河期と呼ばれた時期とも重なり、その後は定職に就けず、アルバイトをしたり、自動車組み立ての季節労働者として名古屋で働いたりもした。
その頃知り合った先輩に誘われ、警備会社に入社したが、高校時代に悪くした腰痛がひどくなった。  「働くのは嫌いじゃないけれど、働けない状態のまま借金を重ねてしまった。35歳の時に名古屋で初めて路上生活を経験した。一度は北九州市の実家に戻り、親元でニート状態を続けたけれど、事情でそれもかなわなくなった」
両親から2千円をもらい、高速バス...

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