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No.74

2007-06-15SOLD OUT

THE BIG ISSUE JAPAN 74号

2007-06-15 発売

¥ 200

立ち読み

あなたへ、夏の香り― 匂いを考える

匂いや香りによって、私たちは食物の鮮度やガス漏れもチェックするが、四季を感じ過去の記憶を一瞬にしてよみがえらせもする。だが、他の五感に比べ、嗅覚はまだまだ未知の感覚。香りや匂いの言葉や映像の表現もむずかしい。
「四季の香りを感知し楽しむ術」を暮らしの達人、ニ部治身さんに、「夏の香りレシピ」を香りの演出家、山口美帆さんに、嗅覚という深く謎めいた感覚について、嗅覚の研究者、倉橋隆さんに聞く。また、匂いを表現する数少ない文学、演劇、映画を紹介しよう。
梅雨の季節、さわやかで、馥郁たる香りを味わいたい。

嗅いでみよう！　匂いあふれる日本の四季
― 日本の暮らしのDNA体現する二部治身さんに聞く

魂に残る。強靭、無形、執拗、忠実･･･な匂いと味
― 香りがつくる作品たち

さわやか、すっきり。夏の香りを手づくりで楽しむ
― 香りの演出家、山口美帆さんに聞く

なぜ、匂いを感じるのか？ ― 1000万個の嗅細胞が匂いを区別
― 嗅覚の研究者、倉橋隆さんに聞く

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュージョニー・デップ: 自分がやりたいことをすると誓った。失敗、成功、どちらにしろ、誓いに忠実に生きる、とね。★メガヒットシリーズの『パイレーツ・オブ・カリビアン』最終作が公開され、再び来日したジョニー・デップ。彼を取り巻く熱狂の渦。その渦中においても冷静なデップが、キャリア・仕事・家族、変わらない信念について語る。
リレーインタビュー・私の分岐点姜尚中さん: 確実さは不可抗力なものにこそ“ターニングポイント”の種が潜んでいる

国際記事

ケニアで育てるマトマイニ（希望）: 孤児の自立を支え続けて20年の、菊本照子さん
ハリケーン・カトリーナの被災から約１年半、犯罪、保険料、家賃が急上昇中: 　
ホームレス体験、路上で過ごす休暇: 　
WORLD STREET NEWS 世界短信: ＊米国で議論。精神化施設でEメール禁止は適切か
＊チャドで少年兵が解放
＊ロンドンで増える10代ホームレス、家出が主な原因

BACKBEAT（映画・音楽）

ART
Michel

MUSIC
毎日が音楽
あれから9年、影響を与え続けるhideの音楽性と生き方

クリエーターの視点
ぞくぞくする、でもどこかおちゃめ独創的な妖怪を描く妖怪絵師・石黒亜矢子さん

MOVIE
ドキュメンタリー映画『ブリッジ』

テレビうらおもて
「いじめ」とテレビの関係は問われないのか

BOOKS
没後20年、夢見がちに生きた森茉莉の『贅沢貧乏』

■コミックあらっかりまるん♪ 三毛色なきもち

連載記事

ストリート・エコノミックス: 日銀の「物価安定の理解」をどう理解するか
世界の当事者になる: 滅茶苦茶おもしろい。自由と生存のメーデー雨宮処凛
■ホームレス人生相談: 同居している78歳の母親に必要以上に干渉され困っています。私が少し病気をしただけで大騒ぎをし、知人に電話をかけまくる、私の行動をチェックするなど、年々エスカレートしているようなのです。精神的に辛くなり、母親にそれとなくお願いをしても「邪魔者扱いして」と自分の部屋に駆け込んで泣きじゃくります。これからもこの母親と2人で暮らしていくのかと思うと憂鬱な気分になります。どういうふうに伝えれば母親を安心させ、干渉をやめてもらえるのかアドバイスして頂ければ幸いです。（女性／48歳）
和樹と環のひきこもり社会論: 脳か自己愛か斎藤環