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海を選んだ哺乳類
日本周辺海域には約40種のクジラやイルカが棲んでいるといいます。けれども、アザラシ、ジュゴンなどを含む、世界の海に生息する哺乳類(海獣)の生態はまだよくわかっていません。ところが、年間300件ほどの死体が、日本列島の沿岸にストランディング(漂着・座礁など)します。
田島木綿子さん(国立科学博物館)は、打ちあがったこれら約2000個体を解剖し、その死因などを究明してきました。田島さんは海獣たちを敬意と親しみを込めて「陸上生活から再び海に戻った“変わり者”」と呼んでいます。
松田純佳さん(NPO法人ストランディングネットワーク北海道)は、学生としてイルカやクジラの食性について胃の内容物を調べてきました。その中で、ストランディング調査を仕事にしたいという夢を持ちNPO法人を立ち上げました。
海獣たちはなぜ陸を捨て、どのように海に適応し生きているのでしょう? そんな問いを胸にストランディング調査と研究にいそしむ、田島さん、松田さんに話を聞きました。
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