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創刊16周年記念特集 プラスチック革命
2050年、海の中のプラスチックの量は重さで魚の量を超える、との試算がある。
1950年頃からのバージンプラスチックの生産量は約83億トン、うちリサイクルされたのは1割弱。今も毎年900万トン以上が海に流れ着き、5㎜以下のマイクロプラスチックとなって魚などの体内に取り込まれ、生態系の連鎖が始まっている。
ようやく各国が「使い捨てプラスチック使用禁止」に取り組み、欧州などではプラスチックごみを資源化、再循環させる「サーキュラー・エコノミー」への産業政策が加速している。
環境ジャーナリストの枝廣淳子さん(幸せ経済社会研究所)、徳島県上勝町でごみのリサイクル率8割以上を実現した「NPO法人 ゼロ・ウェイストアカデミー」の坂野晶さん、プラスチックごみを分子レベルに戻して再資源化する「日本環境設計」の岩元美智彦さんに取材した。
プラスチックごみの環境流出を防ぎ、再資源化する「サーキュラー・エコノミー」への動きに注目し、市民ができることを考えたい。
サーキュラー・エコノミーとは?
プラスチックの再資源化で「循環型経済」へ
枝廣 淳子さん
生産者と消費者の距離を縮め、
循環の大きな「輪っか」を小さくする
坂野 晶さん
プラスチックは“地上資源”
半永久再利用への道ひらく
岩元 美智彦さん
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー クリスチャン・ベール
- 今年春に公開された『バイス』で恰幅のよいチェイニー元米国副大統領を演じたクリスチャン・ベールが、今作『荒野の誓い』では西部劇の伝説的陸軍大尉に“変貌”を遂げました。白人とアメリカ・インディアンたちの和解を描くこの作品は、分断の広がる今日の世界で大きな示唆を与えてくれます。
- リレーインタビュー・私の分岐点道端アンジェリカさん
- 姉のカレンさん、ジェシカさんからなる「道端三姉妹」の三女であり、雑誌、広告、ファッションショーなどに出演を続けてきた、モデルの道端アンジェリカさん。人生の分岐点は29歳の時、足首を骨折して、半年ほど寝たきりになってしまったこと。普通であれば嘆くべき状況にもかかわらず、道端さんはこの事態に「どこかホッとした」と語ります。
国際記事
- 若い人を世界に誘った『ロンリープラネット』 創業者トニー・ウィーラーが“旅”を語る
- 旅行ガイドブックの世界的ベストセラー『ロンリープラネット』。それは1972年、創業者のトニー・ウィラーと妻モーリーンがユーラシア大陸横断の旅を記したホチキス止めのブックレットから始まりました。73歳の今でもやまない旅への情熱を、トニーが綴ります。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
連載記事
- 原発ウォッチ!
- ―― 定期検査の間隔延長、検査は事業者任せ
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- ―― 通貨の善悪は人間次第
- 雨宮処凛の活動日誌
- ―― れいわ新選組・重度障害者の新人議員が進めたバリアフリー
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- モノを持ちたくない夫と、つい買ってしまう私 ☆“捨てない”で作る☆
- ビッグイシューアイ:ー地殻の異常変動から地震の予測。
- 政府も地震学者も「地震予知は困難」とする中、独自の予測を『MEGA地震予測』で配信してきた村井俊治さん(地震科学探査機構〈JESEA〉取締役会長)に、プライベート観測点の設置や「ミニプレート理論」の発見で見えてきた新たな展開について聞きました。
- 読者のページ My Opinion
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