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No.357

市民発電所 都市・里・山の試み

3・11以降、“都市・里・山”で、市民によるエネルギー自給と災害時のセーフティネットをめざす、地域分散型の再生可能エネルギーの試みが広がりつつある。2018年10月に起こった胆振(いぶり)東部地震の際は、苫東厚真火力発電所1ヵ所依存で北海道の全域が停電、一極集中型エネルギーシステムの“危険”を証明した。
一方、東京の「多摩電力」は公共施設などの屋根に13の太陽光発電所の建設、また再エネの自家消費を首都圏に広める新会社「たまエンパワー」を立ち上げた。
兵庫の「宝塚すみれ発電」は作物を育てる畑の上で発電を行うソーラーシェアリングのモデルを構築し、農業と農地を守っている。
長野の山間部のNPO「まめってぇ鬼無里(きなさ)」は、地元の木材を資源に変える「薪ステーション」をつくり、キャンプ場、温泉などに出荷。地域に仕事や経済をつくっている。
都市・里・山の各地域でエネルギーの地産地消を進める市民の試みを取材した。

多摩電力&たまエンパワー
東京にも自然エネルギーの森はつくれる!
自ら電気をつくり使う“自家消費”の時代へ

宝塚すみれ発電
農業と発電のコラボ、ソーラーシェアリング。
発電を組み込んだ地域経済をつくりたい

まめってぇ鬼無里
“支障木”をエネルギーに変える!
薪の利点は「自分たちの手で扱える」こと

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー ティモシー・シャラメ
1995年生まれ、現在23歳。“ミレニアル世代のディカプリオ”とも呼ばれ、『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた俳優ティモシー・シャラメ。最新出演作は、実話に基づく映画『ビューティフル・ボーイ』です。薬物依存と闘う息子役にかけた深く熱い思いを語りました。
リレーインタビュー・私の分岐点森山 開次さん
2005年『KATANA』で「驚異のダンサー」(ニューヨークタイムズ紙)と評され、07年、ベネチアビエンナーレに招聘。13年には文化庁の文化交流使も務めた、ダンサー・振付家の森山開次さん。人前で踊る仕事をしながら「基本的には今も引っ込み思案なんです」と笑う森山さんのターニングポイントは、大学生の時。たまたま観に行ったミュージカルとの出合いにありました……。

国際記事

WORLD STREET NEWS 世界短信
滝田明日香のケニア便り
マサイマラに小型飛行機が届く! 今や、日本は唯一の象牙販売国になろうとしている
ケニア、ナイロビ大学で野生動物獣の医師免許を取得し、マサイマラ保護区でゾウ密猟対策活動などを続けながら、2017年にはケニアで外国人として初めて野生動物の治療ができる許可を得た滝田明日香さん。しかしその直後に、腰を痛めて車の運転ができなくなったことから、小型飛行機のライセンスを取得し、現在も野生動物の保護に奔走しています。今回はようやくマサイマラに小型飛行機が届いたというニュースや、日本がいまや唯一の象牙販売国になろうとしている問題をご紹介します。

連載記事

被災地から
―― 避難者、迫られる国家公務員宿舎からの退去
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
―― 今、思い起こすべきは大正ロマン
コミック マムアンちゃん
―― ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
パソコンの質問に不機嫌になる夫 ☆ホームメイド・ハンバーガー☆
今回のお悩み相談は、40代女性の方から。「夫は基本的には良い人なのですが、パソコンのトラブルが起こった時に『教えて』と聞くとすごく不機嫌になる」というご相談です。これに販売者さんは「僕の場合は、相手に不満がある時は自分に置き換えて想像してみるようにしています」と自身の対処法を披露。枝元さんからはご褒美を先に渡しちゃう作戦として“ホームメイド・ハンバーガー”のつくり方をご紹介します!
宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
―― 塗り絵が流行っているのはなぜ?

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