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ひらけ!学校と社会
4月、新学期が始まった。
不登校になった一人の小学生が、300校のホームページを検索、たった一つの約束「自分がいやなことは人にしない 言わない」のある学校を発見、そこを無欠席で卒業した。
その名は「大阪市立大空小学校」。学級を開き、同一学年の教師が連携する学年経営を取り入れ、保護者や地域の人も参加してつくる「みんなの学校」である。
なぜ、公立の小学校でこんな自由な実践が?と驚く。しかし、〝公立だからこそ可能だ〟という大空小学校の試みが広がれば、教育も、近隣社会もきっと変わると思う。
そこで、卒業生(高校生)が講師として後輩の5年生に数学を教える「OZORA塾」をはじめ、さまざまな人がかかわる実践を取材。
また、自主夜間中学のボランティア講師を務める前川喜平さん(元文部科学事務次官)に、これまで文科省のなかで取り組まれてきた教育行政の経験と、教育基本法を変えるなど教育行政の変遷、これからの教育と社会について聞いた。
みんながつくる みんなの学校
地域の人、保護者、卒業生の居場所にも
大阪市立大空小学校
すべての人に、もれなく無償の教育を。
体験を通して語る教育と社会の今、これから
前川 喜平さん(夜間中学講師、元文部科学事務次官)
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー ドリュー・バリモア
- 7歳で子役スターとなり、13歳を迎える前には薬物とアルコール依存症のリハビリを受け、その後は3回におよぶ離婚も経験するなど、数多くの試練をくぐり抜けてきた女優、ドリュー・バリモア。波乱に満ちた子ども時代、子育て、友人、“#Me Too”を語ります。
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国際記事
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- WORLD STREET NEWS 世界短信
国内記事
- ワンダフルライフ:新月から月齢20日まで「パン職人」、残りは「旅する時間」―塚本 久美さん
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連載記事
- 被災地から
- ―― 除染ごみの焼却処分や再利用時の安全性を問う
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- ―― デトックス、デトックス! 政治も社会も経済も
- コミック マムアンちゃん
- ―― ウィスット・ポンニミット
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 友人がすぐに人の悪口を言う ☆焼き芋シナモンホイップ、ところ天☆
- ビッグイシューアイ 中高生の自殺。平成に入って昨年が最多 始まったSNS相談、地域のネットワークづくりが課題に―ライフリンク 清水康之さん
- 年間の自殺者数が減少する一方で、高止まりする若年層。「生きる支援」が大きな課題になっています。NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」の清水康之さんに、転換期を迎えた自殺対策について聞きました。
- 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
- ―― 恐竜が愛したモクレン
- 読者のページ My Opinion
今月の人
世の中の役に立てる日がいつかは来るんじゃないか
西篤近さん
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