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壊される“まともな働き方”
ワーキングプア、過労死、若者を食い潰すブラック企業……。かつての一億総中流社会・日本が、今や、子ども、若者、働き盛りから高齢者まで、貧困に押しつぶされつつある。その背景には”まともな働き方”が失われてきたことがある。
森岡孝二さん(関西大学名誉教授)は、正規、非正規、パート、契約、派遣などに細分化された雇用・就労形態を「雇用身分社会」と呼び、このままでは日本社会そのものが成り立たなくなるという。
未来を支えるはずの若者たちも一生涯貧困に至るリスクを宿命づけられている、と藤田孝典さん(NPO法人ほっとプラス代表理事)はいう。今、15~34歳の若者の死因のトップは自殺。主要先進国では、日本だけである。
そこで、真正面から〝まともな働き方〟を考えてみた。森岡さんと藤田さんに、「収奪のため労働者が無力化される歴史」と、私たちが今、どんな雇用環境で生きているのか? そこから脱却のためにできることを聞いた。
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