最新号・
バックナンバー

No.113

野宿問題はなくせる(ホームレス特集 第4弾)

未曾有の不況下、非正社員の解雇がすすんでいる。これは単なる失業にとどまらず、寮、社宅などを追い出され、ホームレス問題になりかねない深刻さをもっている。一方、昨年末から新年に開かれた日比谷公園派遣村は、初めて霞ヶ関の官僚や政治家たちに事の重大さを気づかせ、雇用とホームレス問題は2009年の社会や政治の大きな課題とした。このような事態に先行して、日本型のホームレスである野宿者をなくしていこうという市民の試みが、地域、教育現場、広く社会で展開されている。今、野宿生活者は日本国民、6300人の1人にすぎない。彼ら全員を畳の上にあげるのは2兆円給付金の100分の1以下の金額で可能なのである。野宿生活者を確実になくしていく活動とそのノウハウは出揃いつつある。これらを活かす、市民、地域、官僚、政治家の持ち味を組み合わせた協働が期待される。「野宿問題はなくせる」という視点から、地域で生活困窮者をサポートする若者の活動「ほっとポット」、小中高校における「ホームレス問題の授業づくり」の試み、路上脱出ガイドを提案する「大阪ホームレス会議」とビッグイシュー基金での若者ホームレス支援の議論などを取り上げる。ビッグイシュー、ホームレス問題特集、第4弾。

地域はホームレスの人々を包摂できる
― NPO法人「ほっとポット」の挑戦

子どもと野宿生活者、「人」として出会う場と機会
― 「ホームレス問題の授業づくり」のワークショップから

貧困、霞ヶ関で可視化、解決への第一歩?
― 2008~2009 日比谷派遣村・新宿越冬炊き出し

路上脱出ガイドの提案と宣言採択
― 「大阪ホームレス会議」の試み

“自信” “希望”奪う職場が若者ホームレスを生む
― 人と人とのつながり回復プログラム

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー ブラッド・ピット
時間というものや、そのはかなさを考えさせられたね、自分は折り返し時点をちょっと過ぎたんだろうか、それとももう時間はあまり残ってないんだろうかとかね。
リレーインタビュー・私の分岐点女優 山田 まりやさん
自分のためだったら、とっくに挫折していた。まわりの人が幸せになる、それにまさる喜びはない。

国際記事

ハノイ、増え続けるごみに、ごみ収集人の悲鳴
民族音楽クンビア、今最もホットな輸出文化
「コロンビアは麻薬と戦争だけじゃないってことを示したいのよ」
中島岳志の眼
福田恆存の英知
WORLD STREET NEWS 世界短信
*エチオピア、ロバの図書館誕生
*台湾、「イチゴ族」受難の就職戦線
*EU、厳しさ増す移民取り巻く環境
ノーンギシュの日々
野焼きの1週間後、深い緑の新芽カーペットは草食動物の天国

BACKBEAT(映画・音楽)

ART 米谷 水枝 MUSIC 年齢を重ねた今だからこそ、再結成で新しい音楽を クリエーターの視点 パペット・アニメーション作家・村田 朋泰さん テレビうらおもて 「原点」再確認!年末年始番組の明暗 ひぐらし本暮らし フランソワーズ・サガン 『悲しみよ こんにちは』

連載記事

ストリート・エコノミックス
「子ども時代」と決別したオバマ新大統領
世界の当事者になる
雨宮処凛 何もない旅
マムアンちゃん
ウィスット・ポンニミット
■ホームレス人生相談
現在、28歳(独身・彼氏なし)です。年齢のせいか、最近友達の結婚式に呼ばれることが多いのです。少し前までは友達と会うのが楽しかったのですが、最近はあまり友達同士の集まりには行きたくありません。比べたってしょうがないのはわかっているのでしょうが、みんな結婚が決まったり子どもが生まれたりして絶好調なのに自分は……と考えてしまいます。こんな自分に何かアドバイスください(女性/会社員/28歳)

バックナンバー

バックナンバーも購入できます。販売者におたずねください

『ホームレス 』に関連したバックナンバー

『貧困 』に関連したバックナンバー

バックナンバーへ

メールで更新通知を受け取る