販売者に会いにゆく (旧・今月の人)
セルビア『リツェウリツェ』販売者 イェレナ・ダムニャノヴィチ
子ども時代から親しんだアートの道を進む
いつか自分のスタジオをもつのが夢
私は最近、セルビア第二の都市ノヴィ・サドで雑誌販売を始めました。特別支援学校で製本を教わり、しばらくアートにかかわる仕事に就いていましたが、失業してしまったのです。
子ども時代はいい家族に恵まれて、とても幸せでした。友達ともよく遊んで、のびのびと育ちました。昨今は学校の運動場で見かける生徒の姿がまばらになりましたが、インターネットの世界が人と人との間に距離をつくってしまったんじゃないでしょうか。
子どもの頃から、母に手ほどきを受けてお絵描きをしたり、粘土をこねたりするのが好きでした。夢中になる私の様子を見た母は、ノヴィ・サドにあるデザイン専門学校に行くよう勧めてくれました。支援団体の創作サークルにも積極的に参加して、デコパージュ(※1)の技法を学びました。私は学校生活が苦手でしたが、それももう過去のこと。今では自分なりの道を進んで、やりたいことができています。
イコン(※2)などの宗...
『Liceulice』
1冊の値段/300セルビア・ディナール(そのうちの半分が販売者の収入に)
発行頻度/月刊
販売場所/ベオグラードほか
※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。
この記事が掲載されている BIG ISSUE

533 号(2026/08/15発売)
特集新しい「屋台」ことはじめ
スペシャルインタビュー:クリストファー・ノーラン
特集:新しい「屋台」ことはじめ


