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人間と薬物。そのつきあい方
人間は薬物とともに生きてきました。世界各地でさまざまな民族が病気の治療や宗教的な儀礼などに、また「酔い」や「ハイ」を体験するために薬物を使ってきました。こうした地域特有の薬物が、15世紀半ば頃に始まった大交易時代以降、帝国主義国家の植民地政策によって大量生産されて世界に広がり、人間の歴史をも変えてきました。
松本俊彦さん(精神科医、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究部部長)は言います。「私たちのごく身近にあるアルコール・タバコ・カフェインは大きな健康障害を生むので『ビッグスリー』、よくニュースになるアヘン・大麻・コカは『リトルスリー』と呼びます」。また、病院で患者に処方される「処方薬」、薬局で売られる「市販薬」などによる依存症者が今、増えているとも。
「薬物そのものによい薬も、悪い薬もなく、『よい使い方』と『悪い使い方』があるだけ」と語る松本さんに、薬物をめぐる人類史を踏まえつつ、身近な薬物とのつきあい方やその怖さについて話を聞きました。
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー オアシス
- 兄ノエル、弟リアムによって結成された英国のロックバンド「オアシス」。1994年のデビュー以来、数々の名曲によって圧倒的な人気を博しながらも、兄弟間の不和によって2009年に解散。再結成を待ち望むファンの期待も裏切られ続けました。 しかし、15年におよぶ月日が流れた昨年、奇跡の再結成を突然発表。現在、世界ツアーで熱狂を巻き起こし、今月末には待望の来日公演も予定しています。 そんなノエルとリアムの二人は、これまで英ビッグイシュー誌に幾度となく登場。過去のインタビューを振り返り、印象的なエピソードからオアシスの軌跡を振り返ります。
- リレーインタビュー・私の分岐点タレント 戸島 花さん
- 趣味・特技の欄に書き続けた「囲碁」 グループ卒業後、夢の仕事ができるように
国際記事
- 『もしも君の町がガザだったら』高橋真樹さん
- 今なお続く、イスラエルによるガザ侵攻。世界各地で市民が「Free Palestine」の声を上げて連帯する一方、現地からの悲報はさらに深刻度を増しています。パレスチナ問題について懸念し、今年7月に『もしも君の町がガザだったら』を上梓したノンフィクションライターの高橋真樹さんに問題の本質を聞きました。
- 英国。“移民・難民申請者”のための「ローラーディスコ」
- 「表現する喜び、安心できる居場所、そして車ローラ輪ー を――」。英国外からポーツマス市内へ移住してきた若い人たちを対象に、ローラースケートとダンスを組み合わせたワークショップ「Skates4Mates」が始まった。主宰者である振付師・パフォーマー・エッセイストのジェニファー・アイアンズが、その体験をレポートする。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
連載記事
- 原発ウォッチ!
- 世界銀行とアジア開発銀行が原発融資解禁へ
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- 注目、日本の最低賃金制度
- 雨宮処凛の活動日誌
- 「不法滞在者ゼロプラン」で切り捨てられる子どもたち
- ホームレス人生相談
- 兄に彼女ができ、複雑な気持ちです
- 埋もれた名作を復刊・販売する学生たちー水野ゼミの本屋
- 知的財産法を学ぶ大学のゼミが運営するユニークな本屋が大阪市内にある。店名はゼミ名そのまま「水のゼミの本屋」。 本の権利関係の調査・確認から、出版・販売、読書会、グッズ開発、広報に至るまで、すべてを学生が手がける驚きの本屋を取材した。
- 読者のページ My Opinion
販売者に会いにゆく
米国『デンバー・ボイス』ハルヴィン・ジョーンズ - 監督インタビュー『アフター・ザ・クエイク』井上剛監督
- 阪神・淡路大震災をモチーフにした村上春樹氏の連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』を原作とする映画『アフター・ザ・クエイク』が10月3日より公開されます。独特の村上ワールドを映像化した井上剛監督に作品世界を聞きました。
- 創刊22周年記念 映画祭と写真展開催
- “貧困”や“排除”そして社会を考えた
- FROM EDITORIAL 編集後記
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『リアム 』に関連したバックナンバー
『ガザ 』に関連したバックナンバー

483 号(7/15 発売)
海洋生物国の小さな水族館
日本の近海には世界の海洋生物の15%が生息し、水族館の数も100 を超え世界一。多くの水族館が大型化する中、その対極には小さいけれどアットホームで愛される水族館があります。
愛知県蒲郡(がまごおり)市...

477 号(4/15 発売)
ガザ76年
2023年10月7日、ハマース主導のパレスチナ人戦闘員による越境奇襲攻撃に対して、イスラエルによる未曽有の攻撃が始まりました。
1948年のパレスチナ人の祖国喪失から76年、ガザと西岸地区のイスラエル...

476 号(4/1 発売)
「ネガティブ・ケイパビリティ」を生きる
“どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力”を意味する「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を聞いたことがありますか?
これは英国の詩人キーツが弟たちに宛てた手紙に書き記した...
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