販売者に会いにゆく (旧・今月の人)
米国『デンバー・ボイス』販売者 デーヴィッド・ゴードン
この家が、今まで暮らしてきた路上よりも
なじみのある場所になりますように
『デンバー・ボイス』の販売者デーヴィッド・ゴードンは、コロラド州のホームレス支援団体からのサポートもあり、ようやく住む家を得た。彼は、住まいがあることがいかに素晴らしいか、そしてそれと同じくらい、慣れるのがどれほど大変かを語った。
建物の中での暮らしに慣れるのに、1週間くらいかかりましたね。アパートという住まいができたことに、当初は違和感が拭えませんでした。
そう、まさに〝違和感〟です。まるで見知らぬ街に来たような心地、とでも言ったらいいでしょうか。これまでの日常のサイクルも、周りの環境も、根底から変わりましたから。いくらか住み慣れてはきたものの、まだこのアパートが〝自分の家〟だとは思えませんね。
路上生活では、いつも違った場所で寝て、樹々や外の空気に囲まれながら目が覚めたものです。決して快適ではありませんが、それが普通だと思っていました。毎朝、「1杯のコーヒーとシャワーがあった...
『Denver VOICE』
1冊の値段/2ドル(そのうちの1ドル50セントが販売者の収入に)
発行頻度/月刊
販売場所/コロラド州デンバー
※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。
この記事が掲載されている BIG ISSUE

522 号(2026/03/01発売)
特集東北から
特集:東北から
スペシャルインタビュー:ローラ・ダーン


