販売者に会いにゆく (旧・今月の人)
スウェーデン『ファクトゥム』販売者 ヤスミン・カールソン
依存症、中絶、破産、ホームレス……。
それでも自分の夢を持ち続け、家族を想う
ヤスミン・カールソンが、自らの波瀾万丈で自由奔放な人生を、持ち前のユーモアとペーソスを交えて率直に語った。
クラブダンサーだった母と、趣味のバンドで歌うのが好きな父をもち、自身も数多くのパブやクラブで歌ってきたヤスミン。彼女は15歳で家を出て、大都会の世界を味わった。
「友達を通して知り合ったボーイフレンドと、つき合ったことがあってね。彼はヘロインに依存していて、私はアルコールに溺れながら売春で生計を立てていたの。本当にひどい生活だった。望まぬ妊娠をしたけれど、当時の私はアルコールで感覚が麻痺していたから、問題をほったらかしにしてしまって……」
18週目でとうとう中絶手術を受け、大量出血で失神寸前に助産師の「女の子です」という声を聞いたのが最後、娘を失った――。30年以上も前の話だが、ヤスミンはいまだに悲しみを引きずっているという。
その後、2人の息子たちをもうけた夫ヨルゲンとは、別...
『Faktum』
1冊の値段/100スウェーデン・クローナ(そのうちの半分が販売者の収入に)
発行頻度/月刊
販売場所/ヨーテボリなど、イェータランド地方の数都市
※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。
この記事が掲載されている BIG ISSUE

519 号(2026/01/15発売)
特集直観する脳 AIと人間
スペシャルインタビュー:ハリス・ディキンソン
リレーインタビュー:留学プランナー、元タレント 石井あみさん


