販売者に会いにゆく (旧・今月の人)

島田肇さん

『路上脱出ガイド』でビッグイシューを知った 「寒いけどがんばってね」「明日雨だよ〜」 お客さんの言葉がうれしい

島田肇さん

銀座と皇居に挟まれた日比谷界隈の、映画館や宝塚歌劇場などが軒を連ねる一角、JALプラザ前に島田肇さん(49歳)は立っている。
「ここは場所柄、落ち着いた雰囲気のお客さまが多いですね。会社勤めの人も多く、長話はあまりしないんですけど、『寒いけどがんばってね』とか、『明日は雨みたいだよ』とか気にかけてくれて、本当にありがたいですよね」
今日の取材のためにわざわざジャケットを着てきてくれた島田さんは、柔和な笑顔とさりげない気配りが印象的な紳士だ。ビッグイシューの販売を始めて、ちょうど1年が経つ。
「最初は本当に売れるか疑問だったんですけど、初めの1冊が売れた時はうれしかったですねぇ。それ以来、路上で嫌な思いをしたことって本当に一度もないんですよ。立ちっぱなしもそれほど苦じゃなくて。中高生時代は陸上部でマラソンをやってきましたから。販売で気をつけていることですか? 身だしなみと態度でしょうか。街中...

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※1 日本のコメディアン。コミックバンド「ハナ肇とクレージーキャッツ」のリーダーだった。  ※2 東京都台東区・荒川区にある寄せ場(日雇い労働者の滞在する場所/ドヤ街)の通称。
※3 ビッグイシュー販売者によるクラブ活動

(写真クレジット)
Photos:横関一浩

(写真キャプション)
日比谷駅A2出口を出たJALプラザ前

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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