今月の人

『ビッグイシュー・オーストラリア』 販売者 トレバー

炎の壁、灰色の「煙の柱」 過去最悪の森林火災、水不足や干ばつも心配。救いは、久しぶりに見た鳥たちの姿

『ビッグイシュー・オーストラリア』 販売者 トレバー

オーストラリアでは、南東部を中心に昨年9月から続く大規模な森林火災(※)で約3千棟の家屋が焼失し、住み慣れた街を離れる人も後を絶たない。『ビッグイシュー・オーストラリア』の販売者で、被害が深刻なニューサウスウェールズ州の山間部に住むトレバーが、付近の状況について話してくれた。彼がこの仕事を始めたのは14年前。妻と出会ったのも雑誌の販売中だった。

私はニューサウスウェールズ州ブルー・マウンテンズの町マウント・ビクトリアに住んでいます。6年前にも、(自宅から)わずか800m先のマウント・ヨーク・ロードの周辺が森林火災に見舞われました。今回も同じエリアが火の海に包まれ、道路は閉鎖されています。カトゥーンバやブラックヒースなどの地域で被害が大きく、避難を余儀なくされた人々もいます。私たちも緊急避難指示に備え、衣類や大切な写真、書類などの荷物をまとめ、妻の友人に預かってもらっています。
予想のつか...

続きは、本誌をご覧ください

(The Big Issue Australia)

※ これまでに焼失した森林は、日本の面積のほぼ半分に相当。少なくとも28人が死亡した。

この記事は、今年1月初旬のインタビューをもとに構成しました

Photo: Peter Holcroft

『ビッグイシュー・オーストラリア』
●1冊の値段/9オーストラリアドル(そのうち4.5ドルが販売者の収入に)
●発行頻度/隔週
●販売場所/シドニー、メルボルンをはじめ全土の主要都市

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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