今月の人

『ビッグイシュー 韓国版』販売者 イム・サンチョル

常連客への手紙52通が書籍化 書くことで過去に向き合い、人生を受け入れられた

『ビッグイシュー 韓国版』販売者 イム・サンチョル

18年のホームレス生活を経て『ビッグイシュー』の販売者となったイム・サンチョル。路上に立ってすぐに気づいたことは、雑誌販売の仕事は簡単ではないということだった。しかし、人々に無視されても、冷たい視線を向けられても、彼のやる気が削がれることはなかった。
「6年前に『ビッグイシュー』を売り始めた時には、あまり雑誌のことが知られていなかったんです。みなさん、雑誌そのものよりも販売者の方に興味があったようで、かなり居心地の悪い思いをすることもありました。でも、それを避けるよりは向き合おうと思い、自分の話を伝えるためにお客さんへ手紙を書き始めました」
そうして書き溜めた手紙が、1冊の本『今日、明日、明後日の人生』(未邦訳)として最近出版された。ストリートペーパーを売る生活についてスケッチを交えて書いたもので、1年分52通の手紙がまとめられている。「それはまさに美しい幸運でした」とサンチョルが語るよう...

続きは、本誌をご覧ください

(Yumi Son, The Big Issue Korea / INSP / Special Thanks to Jieun Jean Jung)

『ビッグイシュー 韓国版』
●1冊の値段/5000ウォン(そのうち2500ウォンが販売者の収入に) 
●発行回数/隔週
●販売場所/ソウル、プサン

(写真クレジット)
Photos: Chunjin Son, Ain Yu

(書影キャプション)
『今日、明日、明後日の人生』

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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