今月の人

米国テネシー州『コントリビューター』 販売者 マリオ

路上で思いついたビジネスプランで起業、愛犬たちのために家を購入。どん底から這い上がる時、深く感謝し、謙虚になった

米国テネシー州『コントリビューター』 販売者 マリオ

マリオと彼の愛犬4匹は、かつて茶色のシボレー(※1)で暮らしていた。マリオが不況のあおりを受けてログハウス塗装の仕事を失い、ホームレス状態になったのは2012年のことだった。その後、米国テネシー州の町ドネルソンにあるショッピングセンターでストリート誌『コントリビューター』を売り始めたのだった。白くてフワフワのグレートピレニーズの愛犬ベアが横にいるおかげで、マリオはいつも周りに気づいてもらえた。
数週間経った頃、お客さんから自宅の敷地内の車庫で住んでもいいと申し出があり、近くの町に移り住んだ。しかし頭の中ではある構想――今後のビジネスプランを練っていた。「雑誌を売っている時、庭師たちが道具を積んだ車で通り過ぎるのを見ていて、あれなら自分にもできるんじゃないかと思っていたんです。私にはトラックがある。あとはお金を貯めて芝刈り機と中古トレーラーを手に入れれば……。やがて、ついにそれは実現しました...

続きは、本誌をご覧ください

(Bailey Basham, The Contributor / INSP)

※1 米国自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)社の車
(11月下旬、マリオさんはがんのため逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げます)

『コントリビューター(The Contributor)』 
●1冊の値段/2ドル(そのうち1.5ドルが販売者の収入に)
●発刊頻度/隔週
●販売場所/テネシー州、ナッシュビル

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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