今月の人

オーストリア・ウィーン『アウグスティーン』誌販売者 フランシス・ディメ

母国ナイジェリアで大学講師になるのが夢だった。 今、大学院で社会学を学ぶ

オーストリア・ウィーン『アウグスティーン』誌販売者 フランシス・ディメ

 オーストリアには今、地域ごとに7つの独自のストリート・ペーパーが存在する。その中の一つ、首都ウィーンを拠点に活動する『アウグスティーン』は、雑誌の発行だけでなく自前のコミュニティ・ラジオ局やコミュニティ・テレビ局をもち、活発な情報発信を行っているのが特徴だ。
 鉄道や地下鉄、路面電車が乗り入れるにぎやかなプラターシュテルン駅で『アウグスティーン』誌を販売しているフランシスは、もともと母国のナイジェリアで大学講師になるのが夢だった。オーストリアに到着後、食べるためにストリート誌『アウグスティーン』を売りはじめた。ウィーン大学の大学院で社会学を学び2年目の今も、学業の許すかぎり雑誌の販売を続けている。
「社会学の修士コースに入って2年目になります。クラスには私の他にもう一人黒人の女子学生がいて、彼女はタンザニア出身です。私が大学を卒業したのは母国のナイジェリアで、家族は今もナイジェリアにい...

続きは、本誌をご覧ください

(Claudia Poppe/Augustin, www.INSP.ngo)

Photo: Lisa Bolyos

『アウグスティーン』
1冊の値段/2.5ユーロ(約290円)。そのうち1.25ユーロが販売者の収入に。
販売回数/月刊
販売場所/ウィーン

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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