今月の人

『ビッグイシュー オーストラリア』販売者 マーク

久しぶりに戻った故郷。乱暴な男だった僕に、ビッグイシューが 生きる方向と自制心を与えてくれた

『ビッグイシュー オーストラリア』販売者 マーク

サウスオーストラリア州の州都、アデレードは、英国風の煉瓦の街並みが整った落ち着いた町だ。街の周辺には、ワイン用のブドウ畑やアーモンドの果樹園、のどかな牧場が広がっている。
 そんなアデレードで週に7日間、勤勉に『ビッグイシュー オーストラリア』を売っているのが、地元出身の販売者、マークだ。去年、販売を始めて以来、マークの生活はがらりと変化した。
「昔は本当に乱暴者でした。50歳になるまでは、将来は惨めな老人になるんだろうなと思っていましたよ」とマークは語る。「だけど6ヵ月前、しばらくぶりにアデレードに戻ってから、人生がまったく違うものになりました。乱暴な男だった僕に、ビッグイシューが生きる方向と自制心を与えてくれたんです」
 マークが育ったのは、アデレードの北東部に位置する、人口約10万人のティーツリーガリーという小都市だった。「両親は離婚した後、今はどちらも再婚して、第二の幸せを...

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『ビッグイシュー オーストラリア』
1冊の値段:6オーストラリアドル(約550円)。そのうち3ドルが、販売者の収入に
発売回数:隔週刊
販売場所:メルボルン、シドニー、アデレードはじめ、オーストラリア全土の主要都市

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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