今月の人

サンクトペテルブルク『Put Domoi』販売者 ミハイル・デニソフ

もう、一人ではない ストリート誌を販売し、周囲の人々に笑顔を届ける詩人

サンクトペテルブルク『Put Domoi』販売者 ミハイル・デニソフ

国境を開放せよ!
人々を混在させよ!
僕らは人間だ! 僕らは鳥だ!
みんな母なる自然の子どもたちなんだ!
僕らはまるで戦車の中に座っているかのように
互いに目を合わせることなく
脅威と不安の中に閉じ込められている
君らのユートピアや交渉の話はもうたくさんだ
結局それらは紙面上でのみ完結し
倉庫にある爆弾のように備蓄されたまま
僕らに戦うべき敵などいない
僕らにはやるべきことがある
貧困を解決すること
その問題だけで
僕らは手いっぱいなんだ (……)
分裂や不満から生じる戦争を避けるため
僕らは大富豪たちが放つ輝きを
物乞いたちの闇で
霞ませなければならない

ロシアのホームレス詩人、ミハイル・デニソフは、1994年に立ち上げられたストリート誌『Put Domoi(家路の意)』の創刊とほぼ同時期に、この雑誌の販売の仕事を始め18年になる。暖かな時は街角で...

続きは、本誌をご覧ください

『Put Domoi』
1冊の値段/30ルーブル(約90円)で、そのうち15ルーブル(約45円)が販売者の収入に。
販売回数/季刊
発行部数/約5000部
販売場所/サンクトペテルブルク

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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