今月の人

鈴木政良さん

「がんばる」よりも今は「あきらめない」ことが大事。 「販売」も、「復興」も

鈴木政良さん

鈴木政良さん(56歳)は風光明媚な景勝地として知られる松島のすぐ隣、塩釜市の出身だ。地元の中学校を卒業後、大型トラックやバスを整備する工場に就職。30年ほど勤めてきたが、人間関係のゴタゴタから、会社に足を運ぶ気力すらなくなり、最後は借りていたアパートの部屋に閉じこもっていたという。収入先を失い、家賃滞納が続いて、アパートを出されるのは自然のなりゆきだった。
その後、仙台市郊外のカラオケ店の厚意で店内の掃除などをする代わりに店内の一角で寝泊まりをさせてもらえる生活を2年間ほど過ごす。だが、先の見えない毎日に「ここを出なくては」と思い、気がつくと仙台駅構内で寝泊まりをするようになっていた。元は人間関係の難しさにより失職したことが原因ながら、話す相手さえいなくなると孤独感が募り、精神状態も最低の状態に。「あの時はすべてが真っ暗で、思い出したくもない毎日……」と鈴木さん。
仙台駅で寝泊まりをす...

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