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No.432

ぷらす“数学”

数学と聞いただけで苦手意識をもつ人もいるでしょう。けれど、数学は“目に見えないものを見、手に触れられないものを触る”知恵を提供します。数学的に考えることで、数学と無縁にみえる世界が深く豊かになるといいます。
暗算好きの昆虫少年だった入谷亮介さん(理化学研究所研究員)は、将来、数学と生物学のどちらを選ぶのかを悩んでいました。その中で数理生物学と出合い、数学を使って生物の多様性を理解するための研究者となりました。
三谷純さん(筑波大学教授)はコンピュータグラフィックスの形状設計分野の知識や数学的な考え方を生かして美しい立体折り紙や曲線折り紙の作品をつくっています。
松崎なつめさん(長崎県立大学教授)は研究所の暗号研究チームに入ったことがきっかけで、“数学によって安全性が裏打ちされている”暗号の世界に魅了され、現在は大学で「暗号技術」を教えます。
入谷さん、三谷さん、松崎さんに、それぞれの数学との出合いと対話について聞きました。

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー 倍賞千恵子,早川千絵 監督
2025年には人口の5人に1人が75歳以上になると言われ、超高齢社会を突き進む日本。そんな近未来の日本を舞台にした映画『PLAN 75』は、75歳以上の人が死を選ぶ“自由”を認め、支援する制度が施行されるという社会を描きます。 主人公のミチを演じるのは、映画『男はつらいよ』の諏訪さくら役として広く知られ、歌手としても長く活躍する倍賞千恵子さん。また本作は、早川千絵監督が、オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』(’18/是枝裕和監督総合監修)の一篇『PLAN 75』を長編として新たに構築、オリジナル脚本で挑んだ作品です。倍賞千恵子さんと早川千絵監督にインタビューしました。
リレーインタビュー・私の分岐点村雨辰剛さん
スウェーデン出身、現在は帰化した日本で庭師や俳優として活躍する村雨辰剛さん。そんな村雨さんの分岐点は、やはり日本へ移り住んだこと。伝統的な職人の世界に弟子入りしたかったものの、方々で断られる中、ある出合いが村雨さんを魅了したと語ります。

国際記事

ネットで入手できる情報で、国家の“嘘”を暴く
SNSやネット上で公開されている写真や映像を駆使して、国家によるスパイ活動や戦争犯罪の証拠を見つけ、政府の“嘘”を暴く「オープンソース・インテリジェンス調査」。ボランティアに支えられ、その有効性を世界に示してきたのが独立調査機関「ベリングキャット」です。ウクライナでの民間人虐殺に関するロシアの主張を覆すなど、ますます存在感を発揮する同機関の設立者エリオット・ヒギンズが語ります。
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連載記事

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