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No.419

もはや、多言語

ヒトが言語を獲得したのは人類史のかなり初期だとも言われます。現在、世界には7000以上の言語があり、その半数は文字を持たないといいます。
吉岡乾さん(フィールドワーク言語学者)は北パキスタンで、文字を持たない系統的孤立語のブルシャスキー語など8つの言語を研究しています。吉岡さんは音声言語などを収集する中で、「言語眼鏡を着用すると、日常の暮らしの中に隠された一面が伏流水のように存在しているのが見えてくる」と言います。
一方、日本に暮らす外国人は280万人を超え、日本で話される言語は100を数えます。庵功雄さん(日本語研究者)は、外国人にとって最低限必要な道具としての「やさしい日本語」を提唱、普及に力を注ぎます。「移民の人々は日本社会をともにつくっていくパートナー。日本人と対等に活躍する場を保障すれば、これまで不可能だった発展の可能性も見えてくる」と言います。
お二人が語る言語の世界に耳を澄ませたい。

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー 森山未來
ウェブ連載中からその「エモさ」で話題を呼び、書籍化されるや瞬く間にベストセラーとなった小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』。この映画化にあたって主人公の佐藤役を演じた森山未來が、作品世界と現代の若者、そして映画のテーマである「大人」について語ります。
リレーインタビュー・私の分岐点エルシャラカーニ・セイワ太一さん
解散を視野に決意した"ホントの本気" お年寄りから子供たちまで笑わせたい

国際記事

アフガニスタン、女性の経済的自立を支えた「美容室」
アフガニスタンでは約20年前、タリバン(ターリバーン)政権が倒れた後、美容師の仕事が女性の働き口として急成長していったといいます。しかし今年8月に同政権が復権すると、街中ではサロンの店先に飾られた写真から女性の顔が消え始めました。美容室の相次ぐ閉鎖で、女性たちは収入と集いの場を失っています。
WORLD STREET NEWS 世界短信
滝田明日香のケニアだより
犬のトリパノソーマ症と、ハンドラーの事故

国内記事

路上にしゃがみ込んで描く“ストリートペイント”
松本かなこさんがストリートペイントに出合ったのは、大学を休学して訪れたイタリア・フィレンツェ。そこでは道路にチョークで本格的な絵が描かれていました。そうして「私も描きたい!」と“マドンナーラ”を目指した、松本さんの創作にかける思いとは。

連載記事

浜矩子の新ストリート・エコノミクス
もう一つの所信表明演説
コミック マムアンちゃん
ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
好きな上司に思いを伝えられません ☆ 鯖のレモン焼き ☆
池内了の市民科学メガネ
「三項原理」のすすめ

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