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虫目― 今様、蟲愛づる姫君たち
3月6日は、春の暖かさを感じて冬ごもりの虫が出てくる啓蟄。虫は3億年という長い年月を生きのび、未知種を含めると一千万種をくだらないといわれる。生物の80%が昆虫、アリの総重量は人類の総重量を超えるともいう。もはや、虫は苦手と言ってすまされない。 そこで、現代版「蟲愛づる姫君」(『堤中納言物語』)の登場!この物語が書かれた平安朝以来、虫好き少女の系譜は脈々と息づいている。今様「蟲愛づる姫君」は、昆虫少年が好むカブト虫などよりは目立たない小さな虫たちを虫目で観察し、あるいは飼育する。虫目は、神宿るといわれる細部を見、感じる豊かな生き方へと誘う。鈴木海花さん、メレ山メレ子さん、秋山亜由子さん、澤口たまみさん、4人の「蟲愛づる姫君」たちの語録、漫画、エッセイをお楽しみください。ところで、あなたは虫とつきあっていますか?
ビッグイシュー虫特集、第2弾!
虫は会いに行っても、いるかどうかわからない。
会えたときは「やったー!」。その思いは何ものにも勝る
― 鈴木海花さん
名は聞かずともよい 丸腰で行け
― メレ山メレ子さん
(イラスト)啓蟄の旅立ち
― 秋山 あゆ子さん
(エッセイ)宇宙人より異質。昆虫は一千万種、人類は一種で、
ともに進化の頂点にある「永遠のライバル」
― 澤口たまみさん
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー コリン・ファース
- 子どもの頃は引っ越しばかりで、いつも異邦人だった。アウトサイダーの視点は、演技の大きな助けになっている
- リレーインタビュー・私の分岐点タレント 島崎 和歌子さん
- 何でも食わず嫌いせずにやってきた 人間関係も選り好みしないほうがいい
国際記事
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- ノーンギシュの日々 滝田 明日香
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BACKBEAT(映画・音楽)
CDレビュー 浅井 博章
懐かしさ、新しい発見。青春時代よみがえる二作品
角川映画主題歌集、We Love Mackey
テレビうらおもて 伊藤 悟
安易な「連動」や「タイアップ」は企業にとって逆効果
ひぐらし本暮らし 岡崎 武志
『大阪呑気大事典 増補新版』大阪オールスターズ
COOKING 枝元なほみ
キャベツとアサリのパスタ
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- 自閉症の僕が「生きていく風景」 東田 直樹
- つらいのは、みんなから受け取っている幸せをみんなに返せないこと
- ストリート・エコノミックス 浜 矩子
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- 世界の当事者になる 雨宮 処凛
- 愛すべき適当な人たち
- ■ホームレス人生相談 友達との別れ際に悲しくなってしまいます
- 私には友達がいます。いろんな人から悪口を言われたりもするけど、その友達のことは本当に好きです。でも、遊んだ後の別れ際とか、私以外の誰かと遊んでいるのを知ったりとか、なんとなく話が噛み合わなかったりするだけですごく悲しくなします。何が悲しいのかさえわからないんです。私は友達に何を求めているのだろう?このままだとうざがられてしまうかな?と悩んでいます。(17歳/女性/学生)
- YOUR ISSUE ― あなたのオピニオン
FROM THE STREET ― 街角と販売者
■コミック エモ!言われん 日常の落とし穴
■路上から
■今月の人
上原伸一さん(高田馬場駅・早稲田口)
一日のことを話す時間。一人じゃない、と感じさせてくれる
FROM EDITORIAL 編集後記
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『生物 』に関連したバックナンバー

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“貝”海辺のタイムトラベラー
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貝は5億年前に誕生。深海からアルプスの高山まで、世界でおよそ11万種以上、日本でも約1万種の貝が生息する。そして、丈...

332 号(4/1 発売)
こんにちは!「変形菌」
山や公園で、あざやかな赤、ピンク、黄色などの極小で宝石のように美しいものを見つけたら……それは、「変形菌」の「子実体」かもしれない。
「変形菌」は粘菌とも呼ばれる不思議な単細胞生物だ。朽木や落ち葉など...

322 号(11/1 発売)
マンモス絶滅と気候変動
今、地球温暖化によって、シベリアやアラスカなどで2万年前から凍っていた永久凍土(※)の融解が急速に進む。
そのため、およそ1万年前に絶滅したマンモスがかつて闊歩していた極北シベリアなどで、牙や骨の発見...
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