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No.146

カミングアウト- ゲイ・レズビアンたちと結ぶ、人と社会の絆

彼氏いるの? 彼女いるの?そんな何気ない質問を受けるたび、ゲイ・レズビアンの人々は「カミングアウト」の選択を迫られるように感じるという。しかし、相手に否定的な反応を示されることへの恐怖心から、その場をやりすごす場合が大半だともいう。それでも「この人に自分の本当の気持ちを知ってほしい」。そんな気持ちが募り、相手に対する信頼感があれば、ゲイ・レズビアンの人たちはカミングアウトを選択する。カミングアウトって? そこで、砂川秀樹さん(文化人類学者)にカミングアウトの過程を記録した『カミングアウト・レターズ』について、また当事者10人の方々に「それぞれのカミングアウト」についてアンケートを行った。さらに、親の会を立ち上げた清水尚美さんに「家族や友人のサポート」、法学者の二宮周平さんに「DP法、同性婚の可能性」について聞いた。そして、カミングアウトしやすい社会についても考えたい。

避けてきた。けれど、希望が見える『カミングアウト・レターズ』
─ 砂川秀樹さん

(アンケート) する、される。10人のカミングアウト物語
─ 父母へ友へ、集い、そして社会で

一人ひとりのカミングアウトが世の中を変えていく
─ 清水尚美さん

カミングアウト・イエスの社会へ。まず、日本版DP法を
─ 二宮周平さん

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー カーラ・ブルーニ
リレーインタビュー・私の分岐点脚本家 井上 由美子さん
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国際記事

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BACKBEAT(映画・音楽)

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世界の当事者になる 雨宮 処凛
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■ホームレス人生相談 ご飯のかたさでケンカになります
夫と私は、ご飯を炊く時の水加減でよくケンカをしてしまうんです。夫は少しかためが好きで、私は少し柔らかめが好き。あまり家事をしない夫ですが、早く帰ってきた時は自分好みの水加減で炊きたいからか、すすんでお米をといでいます。しかし、できあがるのはかためのご飯。せめて、目盛りどおりの水加減でかたくもなく柔らかくもない、普通のかたさにしてほしいのですが、言うとケンカになるので我慢しています。(女性/36歳)

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