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No.66

2007-02-15SOLD OUT

THE BIG ISSUE JAPAN 66号

2007-02-15 発売

¥ 200

立ち読み

自殺させない社会へ― “自死”は防げる

日本の自殺者は1997年を境に急増し、8年間続けて3万人をこえた。日本の自殺率は世界では10位、主要先進国ではトップで、旧ソ連・東欧諸国並みである。
この状況下、昨年6月、国会で自殺を個人の問題から社会の問題とする｢自殺対策基本法」が成立した。これは始まり。私たちは自殺させない社会を築けるのだろうか？
法成立の原動力となったNPO法人｢ライフリンク｣代表の清水康之さん、自死遺族の方々、遺族を支える「こころのカフェきょうと」の石倉紘子さん、多重債務などの借金に苦しむ人を支援する弁護士の宇都宮健児さん、一般医と精神科医の連携で心の病による自殺者を減らそうとするGPネットワークの石蔵文信さんにインタビュー。

自殺を、個人の問題から社会の問題に。対策づくりへ全国キャラバン
― 自殺対策基本法を生んだ｢ライフリンク｣の活動

同じ境遇の人と話すことが、新しい人生のきっかけに
― 自死遺族が語り合う場「こころのカフェきょうと」

自殺を未然に食い止めたい
―「一般医 ― 精神科医ネットワーク」

自殺者4分の1が「経済・生活苦による自殺」
― 生死を分かつこともある多重債務の知識

逃亡の想像力を手放さない
― 反戦と抵抗の祭＜フェスタ＞2006

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュードリュー・バリモア: 演技より好きなことなんてこの世にない。一族の誇りになりたいって心から思うの★7代続くハリウッド俳優一家生まれ。幼少からＣＭ出演し、映画『E.T.』で天才子役として注目を浴びる。幅広い役をこなし、コメディエンヌとしても魅力を発揮するドリュー・バリモアが語った、私生活、演じること、『チャーリーズ・エンジェル』第3弾。
リレーインタビュー・私の分岐点羽賀研二さん: “いじめ”を散々経験したからこそ、できる何かがあるんじゃないかと考える

国際記事

リトル・バーリー: UKロックバンドインタビュー
ストリート･アーティスト: ブレック・ル・ラット ― 人々に喜びと社会的メッセージを届けたい
WORLD STREET NEWS 世界短信: ＊世界各地でグアンタナモ米軍基地の閉鎖を求める抗議活動
＊ウェブサイトのブロック件数500％増。市民への規制を強めるタイ新政府
＊日本のカプセルホテルがヒント。米国ブライトン市のホームレスシェルター

BACKBEAT（映画・音楽）

ART
田中洋喜

MUSIC
毎日が音楽
名は体を表す？ポルノグラフィティ、RADWIMPS、サザン名前の由来

クリエーターの視点
映画は最良のコミュニケーション
役者さんたちの演技をのぞき見していたい ― 山下敦弘監督

BOOKS
坂だらけの東京を散歩しながら、わかったつもりだった梶井を再発見
― 梶井基次郎『檸檬』

テレビうらおもて
テレビの利点が活かされていない「放送大学」

■コミックあらっかりまるん♪ 花色なきもち

連載記事

ストリート・エコノミックス: ペコちゃん悲しや ― 市場原理と社会責任
世界の当事者になる: こわれ者の祭典雨宮処凛
■ホームレス人生相談: 私って、「まっいっか」っていう人生なんです。去年は年始に禁煙を誓ったけど、いまだに吸っている。今年は通信教育でインテリア・コーディネーターの勉強を始めようと思ったけど、いざ教材が届いたら計算もあって思ったより難しそうで即効挫折。ほんと意志が弱いんです。ものごとをやり遂げるのに、何か秘策ってありますか？（32歳／女性／契約社員）
和樹と環のひきこもり社会論: 「でもやるんだよ！」斎藤環