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No.136

仏像はなぜ、時を越える?─ そのかたちと心

仏像は数百年も経てば、少しずつ壊れていってしまう。にもかかわらず仏像が今も美しい姿を見せているのは、「たえず人の想いがその修理をうながしてきたから」と言うのは、飯泉太子宗さんだ。飯泉さんは、仏像の修復に10年以上携わったあと、世界中の文化遺産をたずね歩き、2007年、茨城県でNPO法人「古仏修復工房」を立ち上げた。また、宮澤やすみさんは幼少より仏像を愛し、1996年、仏像webサイト「日仏会」を開設、仏像の楽しみ方を提案してきた。仏像にインタビューする本を描いたり、東京で町の人に愛されている仏像を訪ね歩いたり、楽しい仏像ライフを楽しんでいる。そして、ケルト芸術文化など芸術文明史の研究者である鶴岡真弓さんは、奈良、興福寺の阿修羅像のジュエリーに、アジア・ヨーロッパの人々と「珠玉の美」を分かち合ってきた歴史を読み取る。何度も見慣れた仏像の姿とかたち、その背景の世界へ、そろりそろり扉を開いてみませんか。

仏像が今も存在するのは、残そうと願う「想いの連鎖」があるから
─ 飯泉 太子宗さんに聞く

「見る」仏像から、「参加する」仏像へ
─ 古仏修復工房を支える、ボランティアの力

(エッセイ)あなたの町を気軽に「仏像さんぽ」
─ 宮澤 やすみさん

人間、光を感じ輝きをデザインできる生き物
─ 鶴岡 真弓さんが語る、阿修羅のジュエリー その世界性

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去年就職で、京都から埼玉に引越ししてしまった男性と、ほぼ毎日メールのやりとりをしています。自分では両想いに向かっていい感じになっていると思うのですが。バレンタインのチョコレートを持って突然埼玉まで行ったらひかれますか? ちなみに大学の1つ上の先輩で、サークルで2年間一緒でした。押しかけにならず喜んでもらえるなら行きたいです!(22歳/女性/京都府)

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