お知らせ

【22周年記念】8/2-8/17 社会の周縁を生きる人々に光を当てる映画祭&写真展を開催

2025年 7月 31日
ビッグイシュー日本からのお知らせ

「社会の枠から外れて生きるとはどういうことなのか? 」

『ビッグイシュー日本版』はおかげさまで9月11日に創刊22周年を迎えます。ホームレス状態や生活困窮にいる人がすぐにできる雑誌の路上販売の仕事をつくり、当事者とともに貧困問題の解決に挑戦してきました。この間、リーマンショックや東日本大震災、コロナ禍などを経験し“ホームレス”を取り巻く状況も大きく変わりました。

22周年記念日を前に、あらためて、“ホームレスになること”“社会の枠から外れること”について考える機会をつくりたい。

そこで、8月9日、10日、11日の3日間“社会の逸れ者”―アウトキャスト―に着目し世界の優れたドキュメンタリー映画を集めて開催された「OUTCAST映画祭」(2024年開催)のラインアップの中から、「貧困」や「排除」とそれを生み出す「社会」について、関連した三つの作品をビッグイシューのスタッフがピックアップ、トークゲストも迎えて上映会を開催します。

90年代にニューヨークの地下で暮らし「もぐら人」と呼ばれた人たちによる作品、ルーマニア最大の都市ブカレスト郊外の湖畔で約20年間暮らすも移動を余儀なくされる大家族を写した作品、メキシコの闇救急車を走らせる一家に密着した作品のいずれも話題を呼んだ作品です。

また同じ会場で、8月2日~17日(上映会期間中と前後の週末のみ)に、写真家・迫川尚子さんの「新宿ダンボール村」作品と当時の資料などを展示します。かつて新宿にあった「ダンボール村」に2年間、毎日通いつめ、そこに「生きた」人たちの営みを撮影した貴重な記録です。
写真展は入場無料。ぜひお立ち寄りください。

■イベント名:社会の周縁で生きる人たちに光を当てるOUTCAST FILM FESTIVAL -SPIN OFF-

【映画上映】
8月9日、10日、11日
☆チケット代:1500円/回
※時間・トークゲストについての詳細は特設WEBサイトをご覧ください
※チケットのご購入も特設サイトにてお願いします。当日券もご用意します。
https://madegood.com/outcast-bigissue/

映画チケット販売にはビッグイシュー販売者も協力し代金
の一部が謝礼として支払われます。

【写真展】「新宿ダンボール村」
8月2日、3日、16日、17日(12:00-17:00)/9日、10日、11日(映画上映の前と後の時間帯のみ)

【ビッグイシューのポップアップストア】
8月6日~8月25日 14時-19時
イベントスペースと同じビル1階にて、ビッグイシューのポップアップストアもオープン!

■会場:イベントスペースespace Á L.L.
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-13-4 テレーズ眸ビル4F(吉祥寺駅北口から徒歩約3分「吉祥寺サンロード商店街」内)

■迫川尚子・写真家
新宿ベルク副店長。写真家。種子島生まれ。女子美術短期大学服飾デザイン科、現代写真研究所卒業。テキスタイルデザイン、絵本美術出版の編集を経て、1990年から「BEER & CAFE BERG(ベルク)」の共同経営に参加。商品開発や人事を担当。唎酒師、調理師等の資格を持つ。写真集に『新宿ダンボール村』(DUBOOKS)、『日計り』(新宿書房)がある。森山大道いわく「新宿のヴァージニア・ウルフ」。

■OUTCAST映画祭lとは
世界中の厳選されたドキュメンタリーを配信するストリーミングサービスを運営するMadeGood.filmsが“社会の逸れ者”―アウトキャスト―に着目して、優れたドキュメンタリー映画を特集した映画祭。
https://madegood.com/outcast/