お知らせ

『ビッグイシュー日本版』創刊19周年 市民のみなさんへ感謝のごあいさつ

2022年 9月 11日
ビッグイシュー日本からのお知らせ

「ビッグイシュー日本版」創刊19周年、基金創設15周年記念
市民のみなさまへ感謝のごあいさつ

本日、2022年9月11日、雑誌『ビッグイシュー日本版』は創刊19周年、NPO法人「ビッグイシュー基金」は設立15周年を迎えることができました。
読者をはじめ多くの市民のみなさまのご協力、参加のおかげです。心より感謝しお礼を申しあげます。ありがとうございます。

私たちは今も、WHO新型コロナのパンデミック宣言(20.3.11)以来の、第7波の最中にあります。4回、261日間の非常事態宣言下で、事実上、路上販売は不可能になり、廃業の危機を迎えました。そこで、10次にわたる「コロナ緊急3ヵ月通信販売」を実施し、多数の人々のご参加をいただき、「路上」とならぶ「通信販売」の2本柱をつくることができました。絶望的なピンチが新しい展開を生んだと思っています。

コロナパンデミックにとどまらず、世界ではウクライナへのロシアによる一方的な軍事侵攻など、私たちの「容易に答えの出ない事態に耐える能力」を問う事態が次々と起こっています。その中で、人々は文化圏をこえる普遍的な価値(倫理)として、ウイルスとの闘いや自由、民主主義の価値を守るために闘っています。今、帚木蓬生さん(作家、309号ゲスト編集長)が進言する「ネガティブケイパビリティ」(「論理を離れた、どのようにも決められない、宙ぶらりんの状態を回避せず、耐え抜く能力」)が必要なのではないでしょうか。

私たちビッグイシューもポストコロナの時代に向けて、経済的な価値と倫理を一致させる「善の収益化」(Ⅿ・ガブリエル)を生む、市民的倫理経済社会へ、そのプラットホームの一端を担いたいと願っています。どうか、これからも雑誌をはじめ基金を含むビッグイシューの仕組みを、社会のために使っていただくなど、ともに活動してくださいますよう心からお願いします。

2022年9月11日
ビッグイシュー日本共同代表 水越洋子/佐野章二