お知らせ

熱中症・暑さ対策強化中

2022年 7月 15日
ビッグイシュー日本からのお知らせ

全国各地で例年よりも早い梅雨明けとなった今年、7月1日には40℃近くまで上昇するなど、炎天下の路上は過酷な環境となっています。都市部の路上で雑誌を販売するビッグイシュー販売者にとってはコロナ禍に加えて苦難が続きます。ビッグイシューでは熱中症対策として毎年行っている以下の①②③⑤に加えて、「販売者応援 コロナ緊急3ヵ月通信販売」の利益の一部を利用してさらに対策の強化を図っています。路上で頑張る販売者を共に応援、見守っていただけましたら嬉しいです。

 

①熱中症と対処方法の理解を深める

熱中症の危険を理解して、予防へとつなげられるように、熱中症の症状と対処の仕方についてのチラシを全員へ配布して注意喚起するほか、販売場所をスタッフが巡回して声掛けを行っています。

また、月1回開催する定例サロンなどで、関連する映像などを用いて、医療関係者のボランティアからのアドバイスをいただくなど熱中症対策についての周知を行っています。

 

②声掛け、見回りの強化

販売者の顔色や体調について常にスタッフが気にかけており、気になる場合には医療につないだり、事務所で水分や休憩を取ってもらうなどしています。

また、順次に販売場所を回り、販売状況の把握や、可能であれば、その場で日影になる販売場所への移動を相談するなどしています。また、販売時間についても日当たりの強い場所では酷暑の時間帯をさけるなど、声掛けをしています。

 

※軒下販売場所の募集

雨天時や猛暑日でも雑誌販売ができる「軒下」(人通りが多く、駅からのアクセスも良い場所)を募集しています。お心当たりのある方はぜひご協力いただければ幸いです。軒下販売場所募集の詳細はこちら 

 

③熱中症対策グッズの充実

NPO法人ビッグイシュー基金では、冷凍・冷蔵の水と塩分補給ができる塩飴、食料などを事務所に常備して、配布しています。
ビッグイシュー販売者には緊急用連絡先が記入できるカードやテレホンカードの配布も行っています。

 

④夏の販売応援内容を強化(コロナ緊急3ヶ月通信販売の販売者応援基金を利用)


「コロナ緊急3ヶ月通信販売」の利益の一部をつかって夏の販売応援グッズを配布するだけでなく、今年度は、希望する販売者には熱中症を避けるためのファン付きの空調服や日傘などのグッズの配布を進めています。

現在申し込み受付中の第10次「コロナ緊急3ヶ月通信販売」(8月末申し込み受付締め切り)では、7月末配布予定の販売継続協力金を緊急対策として増額してお渡しすることで、販売者が疲れたときには休む余裕が持てるようサポートしたいと考えています。

「コロナ緊急」から「販売者応援」基金へ。『販売者応援3ヵ月通信販売』参加のお願い

 

 

⑤ビッグイシュー基金とのさらなる連携

ともに活動をするNPO法人ビッグイシュー基金では、ご寄付いただいた食料や衣料などを配布する他、東京・大阪で無料シェルターを運営しています。家のない方が一時的に体を休めることができるよう環境を整えており、ビッグイシュー販売者を中心に、利用されています。https://bigissue.or.jp/2022/07/22070701/

 

炎天下で頑張るビッグイシュー販売者がみんな、無事に夏を超えられるよう、引き続きスタッフ一同知恵を絞ってまいります。