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No.534

多様化する“見えない貧困”

今年4月に厚労省が発表した「ホームレスの実態に関する全国調査」では、路上生活者の数が2481人と過去最少を更新しました。一方、コロナ禍を経た2022年以降、スポットワークと呼ばれる短期・単発のバイトで稼ぎながら、ネットカフェを漂流する人々のSOSが増加。炊き出しには、若者や年金生活者、シングルマザーなど、過去最多となる人々が食糧支援を求めて並ぶように。もはや社会全体が地盤沈下を起こし、貧困に直面する人々の“多様化”、困窮状態が持続する“日常化”が進みながら、その全貌はいまだに見えません。
30年以上にわたり生活困窮者支援の活動を続け、「貧困問題の全体像を把握する調査がいまこそ必要」と語る稲葉剛さん(「つくろい東京ファンド」代表理事/「ビッグイシュー日本」共同代表)、深刻化する難民・仮放免者支援の現場について、大澤優真さん(「北関東医療相談会」「つくろい東京ファンド」事務局長)に話を聞きました。また、夜回りなどの活動を続ける根本真紀さん(社会福祉士/「ビッグイシュー日本」理事)からはレポートが届きました。

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー ウィスット・ポンニミット
人気コミック『マムアンちゃん』でおなじみのタイの漫画家、ウィスット・ポンニミットさん(愛称タムくん)。ビッグイシューでの連載は19 年目となりました。前回(343 号)のスペシャルインタビューから早8 年、タムくんが語る、作品に込めた思いや自身の変化とは?
リレーインタビュー・私の分岐点美術・文化社会批評家/アライ=ヒロユキさん
自分の書いたものが何かを考える、”小さな種”になればうれしい

国際記事

音楽を通じて、分断を超える若者たち ミトロヴィツァ・ロックスクールが歩んだ18年
“バルカンの火薬庫”と呼ばれ、多くの異なる民族や宗教が入り交じる中で、周辺の大国の利害が複雑に絡み合い、幾度も戦火に曝さらされてきた東ヨーロッパ諸国。1998~99年に起こった紛争の末に、2008年2月に共和国として独立を宣言したコソボでは今、若い世代が音楽を通してつながる活動が続けられています。
WORLD STREET NEWS 世界短信
滝田明日香の続ケニア便り
タナリバーに「モバイル獣医ユニット」をつくりたい

連載記事

原発ウォッチ  
欧州、熱波で原発の稼働停止、出力低下
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
2つの「250周年」
雨宮処凛の活動日誌
強制送還に怯える家族のいま
ホームレス人生相談
「暑い、暑い」と口に出してしまいます
監督インタビュー/『ヒンド・ラジャブの声』――カウテール・ベン・ハニア監督
「わたし、しぬの?」「たすけにきて」――。電話口から聞こえるのは、幼い少女の声。映画『ヒンド・ラジャブの声』は、2024年1月にパレスチナ・ガザ地区で起きた事件を、実際の録音音声と俳優の演技によって再現、制作されました。かつて類を見ない手法で制作されたこのドキュフィクション映画について、カウテール・ベン・ハニア監督に聞きました。
〈新連載〉ともに生きる本
Social Book Cafe ハチドリ舎①
夜パン模様
残ったパンは支援の現場へ
FROM EDITORIAL 編集後記

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