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岩村弘幸さん
手術の後遺症あるが、「2〜3年は販売を続け、その後は就職先を見つけたい」
岩村弘幸さん(28歳)は、1ヵ月ほど前から渋谷駅東口東横のれん街前で販売している。
生まれてすぐに患った水頭(すいとう)症の後遺症で、歩くと左足が少し遅れてついてくる感じだという。
岩村さんは大阪府の郊外に生まれ、両親と2人の妹の5人家族。両親には仕事がなく、一家は行政の生活保護を受けて暮らしていたという。父親は怒りっぽく、物音にイライラしては家族を殴ったりした。しかし、岩村さんは今も父親の病気が何なのかは知らない。
中学を卒業して、岩村さんは養護学校に入学した。最終的に地元のスーパーに就職。派遣労働などの仕事を転々としたが、流れ作業についていけず、作業が遅いという理由で辞めさせられたこともある。
家を出たその日から路上で寝ることに抵抗はなかった。大阪でのビッグイシュー販売を経て、東京に来たのが昨年の1月15日。そのうちに東京での路上生活がきつくなり、再びビッグイシューの門を叩いた。
20歳まで生きられるかどうかと言われた岩村さんだが、「今度はおじいちゃんになるまで生きられるかどうかですよね」と前向きな気持ちもある。そして、「とにかく2〜3年は販売を続けるとして、その後は就職先を見つけたい」。
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